こころの声を聞く

2023年の12月から6月末まで、毎週末マルシェに出続けてきた

おかげさまで想像を遥かに超えた良きご縁をいただき、
やってみる前と今とでは明らかに見える景色が変わった
登ってみなきゃわからない景色が待っているって本当だ

ただ、人間ずっと登り続けるのは難しい・・・

登り続けると決めて、
ココロに蓋して、
カラダに鞭打って、
前に進むのは、
多くの日本人が得意

得意というか、そうでなきゃダメだと思い込んでるって感じかな
私も気がつけばそれに陥っていた

マルシェに出るということは、
お客様に直接対峙し、自社商品への評価がダイレクトにくる
それ自体はとても楽しかったし、私にはノンストレス

でも肉体的なことを言えば、
極寒の日も、徹夜明けの日も、蒸し暑い酷暑の日も、
とにかく作って・準備して・出店して・片付けるの繰り返しだったから
そりゃあ疲れるし、キツかった(今だから言える本音)

なのにそこに蓋をして、
それは気のせい、
だって私は好きなことをやっているんだから大丈夫!
と言い聞かせていたらしい

7月に入り、1週目の土日だけマルシェに出て、
諸々あってそれ以外は出ないと決めた

先週の3連休から半年ぶりに出店がない週末を過ごしてみてわかったこと

「こんなに余裕がもてるんだ!?」

とは言え、先日の三連休中はだいぶ焦っていた
出店しないで頭脳活動だけに没頭するって、
その瞬間は何もカタチにしてないから、
不安と恐怖が押したり引いたり
何かやりながら、次にやらなきゃいけないことを考えている感じだった

それでも私が気分がよくなる選択をし続け、
私の中に恐れがあることも認めて、
1つ1つ、今に集中することにとにかく努めてみた
これまで以上に、頭だけじゃなく身体の感覚も

そしたら連休明けから、なんかちょっと変わってきた感覚がある

特別なことは起きてないし、
なんならまだ解決していないキャッシュの課題は相変わらず

なのに、ちょっと運動しようかなと思って、実際にやり始めた

元々、身体を動かすのは嫌いじゃない
やりだすと結構ストイックにやるタイプ
それがマルシェに出始めてからは”そんな時間はない!”と
身体に意識を向けることを避けていた

足が急に痛くなった時も
整体に行って応急処置して痛みがおさまったらヨシとする
今思えば、明らかに身体を置き去りにしていた

昨晩エクササイズで身体を動かし出したら
不思議だけど一日の時間が長く感じるようになった
だから、朝は瞑想してから動こう!とか、
料理しよう!とか、
ワイン飲もう、とか

やることは盛りだくさんだし、時間は24時間で変わらない
なのにちょっと余裕がある感覚

本当に些細なことだけれど、今にいられる時間が増えてきたとも思えた

それで今晩、冷蔵庫にあったテーブルワインをリーデルのグラスに注ぎ、
パスタは出来合いだったから、
せめてちょっとデザート食べたいなと思って
家にあるものを合わせてみた

発酵あんこ×白みそ×デコポンのコンフィチュール×ピノノワール

なんだ、コレっ!?めっちゃ美味しい!!!
得意の口内調理

そう!
これが私にとっては周波数が爆上がりする瞬間

”一見繋がりのなさそうなものとの接点を見つける”
この瞬間が一番アガる

特に味覚についての発見は、私って天才!って本気で思う

ちなみに私は料理研究家をやっていたが、
プロの料理人ではないし、
なんなら料理を習ったこともない(お菓子は言うまでもなく)

なのに今、味噌のお菓子をゼロから作って、製造し、販売までしている

ぶっちゃけそのプロセスが好きなわけじゃないし、
お菓子屋さんになりたいわけじゃないのに
この半年はこのプロセスで目先の利益をあげることが目的になってしまっていた
(今ある商品は、完全にひらめきから生まれてるので、最近数字が上がらないの理由は別のところにあると自分でわかっているw)

だから今晩のひらめきのような瞬間は起きなくて、
すべて思考しまくって頑張って生み出そうとしていた

そりゃ時間もかかるし、しんどいし、納得いくものは生まれない
数字がついてくるはずもない
実際、夏の新商品がまだ出来上がらないのもそのせいだ

だって私が苦しみの末に生み出すってことは、
同じ周波数の苦しい現実を連れてきてしまうに決まっている

あぁ・・・周波数ってこう言うことか
今日はそれが腑に落ちた

必ずしも 自分を労わる=甘やかす ってことではなくて、
労わる=すべてありのままを肯定する、っていうこと

そしてその後に
「本当はどうしたい?なんだったら最高?」
って自分に聞いてあげる

そこで湧き上がってくる答えですら、本音じゃないこともある
それは蓋をし続けた結果、
本音をただ出すことに許可がおりていないからだ
誰にも見えない、自分だけしか知りえない頭の中ですら本音を隠すって、マジで重症・・・

やらなきゃいけないことはこの現実社会にはたくさんある
ルールも守らないといけない

それを破っていいってことではなく、
やりたくない、守れない、だってしんどいもん!っていう
自分の心の声にちゃんと耳を傾けてあげる自分でいる

それだけでいい

お酒を飲んでも常に何かに追われていたこの半年は
この感覚が欠落していたから、心から美味しいと感じてなかったな
むしろ早く飲み終えなきゃってどこかで思ってた

今夜それに気づいて、
なんのためにもならないnoteを書いている
私のココロに聞いたら、これを書きたいって言ったから

あぁ、なんかわかんないけど
もう解決するなって思える感覚

何が解決するのか、
どう解決するのかなんてまったくわからない

でも安堵感に満ちてる

休む、労わる、自分に尋ねる、自分の声を聞く
ほんとーーーっに大事!

それだけで世界の見え方がこんなにも変わるのだから