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歴史好きの考えること

コテンラジオの根底にあるテーマの1つに「みんな違ってみんないい」という考えがあるように思えます。お三方がいうところのリベラルアーツの1側面ですよね。

価値観というのは人それぞれであり、思想を人に押し付けることはよくないし、仕事の中でもパワハラ紛いに考え方押し付けてくるおっさんとか嫌悪してました。

しかしながら、人に思想を押し付けたり、パワハラしてくるおっさんが組織の中で活躍していたりするのを見ると人間社会においてはそういった行動が無意味ではないと思ったりもしてしまうのです。

中国戦国時代の名将に呉起という人がいます。

兵法家として名高い「呉子」その人ですが、この人は部下と寝食を共にし、同じ衣服を着て、部下がケガをすれば背負い、膿を口で吸い出してやったといいます。

その結果、部下は奮起しその軍は中原で最強と謳われました。

もう1人、項羽という人がいます。

圧倒的な武勇と戦術で中国史上最強の武将と言われる人物ですが、彼は部下を人前で面罵したり、激昂したりすることがあったといいます。

それでも、人のやらないことをやり、恐ろしいほどの強さで突き進み、一時は天下を手中に収めました。

呉起も項羽も最後は人に殺されてます。

こういう事例を見ると色々考えてしまいます。

リベラルアーツもリベラルアーツの中に内包されている。要はリベラルアーツという考えも多数ある1つの思想にすぎないと思います。リベラルアーツが正解では決してない。

人間社会において正解も不正解もないと私は思っています。

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