見出し画像

素敵な【美容部員さん】と出会えたらデパコスの概念は変わると思う話。

こんにちは美容ライター「みーしゃ」です。今日はスキンケアでもなくメイクでもなく人の繋がりの話。
皆さんはデパートのカウンターで化粧品を買ったことがありますか?そこには各ブランドの顔となる「美容部員さん(BA/BCと呼ぶ)」が在中しています。商品の案内や接客をしてくれる方のことです。

私は大学生の時に某ブランドで美容部員のアルバイト的なものをしていました。仕事内容や接客なんかも一通りやらせてもらって、今思えばすごく貴重な経験であったと思います。だけど華やかな見た目とは違って裏事情は結構きついし、女の世界やノルマの世界なんてものは当たり前の業界でもあります。今日はそんな美容部員さんとの出会いをちょこっとお話したいと思います。

【美容部員さんの当たり外れが大きいってどうゆう事?】

言い方は汚いですが、化粧品が大好きな女性ならこの話はそんなに珍しいことじゃないし、一度は経験したことがあるんじゃないかな?というくらいの大きな問題。

美容部員さんの接客ってデパートで化粧品を買う上でものすごく重要です。実際私はあの高価格帯には接客の付加価値や、そこで買うことの高揚感にも対価を払っているとさえ思います。そうじゃなかったらドラックストアでもバラエティショップでも十分。

「買うつもりで行ったのに、商品を見てても知らんぷりだし声をかけてもそっけない態度だった」
「スキンケアを試してみたいとお願いしたら、はいはいと適当にあしらわれた」
「質問をしても適当な返答しか返ってこなくてがっかりした」
「タッチアップしてほしかったのに、サンプルを渡されて終わった」

嘘の様で本当にあることです。

私の行く店舗は比較的こういった事例は少ないですが、忙しい店舗やブランド数の多い店舗はこういう事が良く起きます。

買おうと思ってたけど、接客がわるくて買うのやめたなんていう話もよく聞きます。不思議ですが彼女たちの影響力ってものすごく大きいんです。買うも買わないも、興味を持つかどうかも、その人次第といっても過言ではありません。

特に10代の女の子たちから「行きたいけど、買わないと思われてないか不安で・・・」と相談をうけます。今はネットでも簡単に買うことはできますが、金銭的に余裕のない若い女子たちがそんな不安を持ちながら足を運ぶことも知っています。

【素敵な出会いもある】

私は先日ファンデーションがほしくて店舗に立ち寄ったんです。でもサンプルを使ってみたいと言った時に担当してくれた方は第一印象すごく強烈で、苦手なタイプだったんです(笑)グイグイくるな…圧が凄いな…とか思ったりして。だけど後日そのファンデーションを買いに行ったときに、またそのお姉さんが担当してくれたんです。内心「うわー…」って思ってます。だけど色合わせもしなきゃと話を進めていたら、お姉さんのペースに乗せられてものすごく楽しかったんです。まるで気の合う友達と話しているみたいに。

私が聞いたことの150%を返してくれるし、一緒に楽しんだり考えたりしてくれる。気づいたらファンデーションだけじゃなくて「リップ」と「アイシャドウ2個」で1万円分も余計に買い物してました。

驚くのは2回目の来店。

会員証も持っていなかったのに私のことを覚えてくれていたんです。しかも渡したサンプルの下地の色や、私が髪を切ったこと、前回来たときは髪を結んでいたこと、などなど。カルテも見ていないのにそこまで覚えているのかと神対応ぶりに驚き、久しぶりにデパートで買い物することの醍醐味を味わった感じがしました。

私が今まで出会った中でこの人凄いなと思ったのって2人くらい。何回買い物しても、また次くるときにこの人にお願いしたいっていう人は意外と少ないんです。

正直見分けるのは難しいです。でもその2人に共通するのって絶対に周りが見えていること。店頭の商品を見ている人は一人残らず気づきますし、一番最初に「いらっしゃいませ」と声をかけています。自分が接客中でも他のBAさんに合図を出しています。お客さんのことを覚えるのが得意なタイプの人もいるし、商品知識にものすごく詳しい人、本当にお化粧品が好きで熱がある人、美容部員が大好きな人。そういう方の接客ってすごく気持ちいいです。

デパコスは買うだけが全てじゃなくて、いかに気持ちよく買い物をして、その値段を払ったことを後悔しないかっていうのが大きなテーマ。同じ買い物をするのでも、担当してくれた人によって、その商品の付加価値っておおきく変わります。

私は性格が悪いので「あれがほしい」「これが気になる」と伝える前に必ず質問をしてしまいます。商品のことだったり人気のアイテムだったり。そういう時にちゃんと答えてくれるか、正確に返答できるかってかなり差が出ます。

商品を見ているときに話しかけてくれてくれる人もそうだし、聞いてもないけど商品の説明をしてくれる人にもタッチアップはよくお願いします。タッチアップしたら買わなきゃいけないわけでもないし、色々試して結果買わなかったとしてもそれは全然ダメなことではありません。サンプルだけ貰って「使ってみて考えてもいいですか?」と言えばみんな勿論「はい」と答えてくれます。

行ってみたいけどどう思われるか不安・・・という方は是非商品への興味関心を前面に押し出して向かってみてください。「人気の色どれですか?」「私に似合うのどれですかね?」「これ可愛いですね」そんな一言でも美容部員さんだっていやな気はしません。むしろ話しやすくなると思います。私は事前に色々頭に知識を詰め込みすぎるあまり、美容部員さんにとんだオタクだと引かれたこともあります。「同業者の方ですか?」と聞かれたときには思わずやってしまったと思ったくらい。(笑)

なにが言いたいかってデパートに行くことに躊躇しないでほしいし、買い物を楽しんでほしい。私の元に残念なBAさんの話が届くたびに悲しい気持ちになりますし、どうか次こそ良い人に出会えますようにと願ってしまいます。美容部員さんはお化粧が好きでなったという方が多いですから、相談したり話を聞いてもらうには最高の人物。

デパートのコスメを買うことの醍醐味を味わうと、その値段を出したことを肯定できるようになります(笑)

高い買い物だったなではなく、良い買い物だったなと思えたら最高ですね。


今日は超雑談でした。(笑)
またやりたいなって思うくらい美容部員さんの仕事って夢があります。

素敵な美容部員さんに出会った時は是非仲良くなって気持ちの良い買い物をしましょう♡



美容ライター兼美容ブロガーとして美容の世界で生きる人です。インスタグラマー・インフルエンサー・美容家と呼ばれる事もあり。たった1冊の本との出会いでみるみるうちに肌が蘇ったそのノウハウをお伝えしています。スキンケアが得意分野。