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資本主義の仮面を外した中国の方がわかりやすい

ここ1年くらいの間で、中国は完全に資本主義・民主主義の仮面を外しましたね。

もう全力で中国共産主義です。

経済は二の次で、支配と統制が第一です。

恒大集団が騒がれていますが、経済問題は大したことじゃありません。
統制の方が大事なのです。
「家は住むためのもので、投機の対象ではない」と、まぁ当たり前のことをおっしゃりましたが、不動産業界を潰す方に規制をかけましたので潰れるでしょう。

ITと不動産(要は儲けている業界)は出る杭は打たれる方式で頭を小突かれ続けています。

IT企業なんて半強制的に寄付させられてしまっていますし。
上場申請が停止になったりするし、社長がいなくなったりするし、IT業界はもう伸びないでしょう。


・・・というのは資本主義の常識的思考であって、ついつい忘れてしまうのですが、中国は資本主義ではないのです。
今の中国共産党にとっては経済(資本)はどうでもいいことです(多分)。

いくつもの企業が潰れて景気が悪くなってもトータルの財力はかなりあるのでしばらく大丈夫なのでしょう。
そもそも景気という概念があるのかわかりませんが。

無謬性

それと、基本的なこととして、中国共産党の考えたこと・決めたことは絶対に正しいのであって、決して間違えないのです。

無謬性むびゅうせいといいます。

これをわかっていると余計わかりやすくなるかと思います。
つまり、中国が「間違っている」という流れになろうとすると全部それらを排除してきます。
間違っている証拠になるようなものは闇に葬られます。

そうして正当性を保ちます。


とりとめのない文になってまいりましたが、資本主義の仮面を被って経済発展にいそしんできた時代の中国ははっきりとはよくわかりませんでしたが、最近は逆にわかりやすくなってきたな、という感想でした。


ついでに以下の記事がありましたが概ね同意です。ご参考まで。


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