「より」問題 悪い方のダブルミーニング
だめなダブルミーニング
その強みが課題として生じてしまうこともあり、対象児童の保護者の話より、相手のことを考え過ぎてしまい、自身の気持ちを我慢してため込んでしまうことがあるとのこと。
また、筋緊張の影響より、全体的に疲れやすく集中も切れやすい傾向にある。
上の文章はちょっと分かりづらいですね。
「より」は2つの意味を持ちます。
と書いている最中に3つの意味を持つ、と思い直しました。
英語でいうと以下の3つになるかと思います。
from
because
than
上の文の「保護者の話より」は、ぱっと見よくわかりません。
「保護者から聞いた話によると」ということなのですが、あえて英語で書くと
~hear from his parents
(合ってるか?汗)
もう、最初から「保護者から聞いた話によると」って書けよ、という話なのですが。
2つ目の「より」が「筋緊張の影響より」で、こちらは理由を表しそうです。
because~ですね。
このように2つ(2つ以上ですが)の意味を持つ言葉を(ダメな)ダブルミーニングと呼びます。
※本来、ダブルミーニングは掛詞のようにしゃれた使い方をするときに使われるようです。
「より」も「から」も似たようなものですね。
対処法
対処法はずばり
「より」は使わない
ことです。
そもそも「より」が出てくる時点でなんか変な文になっている可能性があります。
「より」は使わなくても基本的に文は書けるはずなので、文そのものを書き直すことをお勧めします。
「より」が必要なのは数学の証明くらいです。
では最初の文を書き直してみましょう。
その強みが課題として生じてしまうこともあり、対象児童の保護者の話より、相手のことを考え過ぎてしまい、自身の気持ちを我慢してため込んでしまうことがあるとのこと。
また、筋緊張の影響より、全体的に疲れやすく集中も切れやすい傾向にある。
他の箇所を極力変えずに書き直してみます。
その強みが課題として生じてしまうこともあり、対象児童の保護者の話によると、相手のことを考え過ぎてしまい、自身の気持ちを我慢してため込んでしまうことがあるとのこと。
また、筋緊張の影響により、全体的に疲れやすく集中も切れやすい傾向にある。
一意な意味になるようにしてみました。
「保護者の話によると」・・・fromである
「筋緊張の影響により」・・・becauseである
以上、ダブルミーニングはやめよう!でした。
参考
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