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【刊行記念対談】2024.1.15 生きづらさに向き合う民俗学の新地平

2024年1月15日(月)19:30~ ジュンク堂書店池袋本店 来店イベント

『クィアの民俗学』『生きづらさの民俗学』刊行記念対談を開催します。
来店参加のみ、オンライン配信はございません。

https://honto.jp/store/news/detail_041000083299.html?shgcd=HB300

■登壇者
辻本 侑生(弘前大学地域創生本部助教)
木村 哲也(国立ハンセン病資料館学芸員)

【概要】河童の棲む沼は開発されつくしてLED電球で煌々と照らされ、また核家族化によりおじいさんやおばあさんの伝承を聞く機会がなくなった現代。
民俗学は向き合う対象を失っていく一方なのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
「人びと」の「日常」を見つめ続けてきた民俗学はいま、新たな展開を見せています。
差別や排除を受ける存在、現実社会で隅に追いやられたマイノリティの人びとの生きづらさに対峙する民俗学の新展開について、気鋭の若手民俗学研究者が対談します。

【主なトーク内容】(予定)
・民俗学の対象はまだまだ残されている!
・センシティブなテーマにどう切り込み、研究するか?――真摯さ、創造性、遊び心の重要性
・ハンセン病資料館 企画展&イベントの舞台裏に迫る

■申し込み方法
お電話…ジュンク堂書店池袋本店(TEL: 03-5956-6111)
メールの場合は、実生社までご連絡いただければ承ります。contact(at)mishosha.com

 

☆会場…ジュンク堂書店池袋本店4階喫茶コーナーにて。定員30名。入場料2,000円。(ドリンクなし、イベント当日受付で現金にてお支払い)

☆トークセッション当日の開場は、開演時間の30分前からとなっております。



【講師紹介】
辻本 侑生(つじもと・ゆうき)
弘前大学地域創生本部助教。民間シンクタンク勤務を経て現職。研究分野は現代民俗学、地域社会・政策論。共著書に『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会、2019年)、『山口弥一郎のみた東北』(文化書房博文社、2022年)、『焼畑が地域を豊かにする』(実生社、2022年)、『クィアの民俗学』(実生社、2023年)、『生きづらさの民俗学』(明石書店、2023年)。

木村 哲也(きむら・てつや)
国立ハンセン病資料館 学芸員。歴史学、民俗学。宮本常一の再評価のほか、ハンセン病療養所の詩人たちの文芸活動や、地域の生活向上に役割を果たしてきた保健師活動など、日本近現代史のなかで忘れられてきたテーマを、資料探索と聞き書きを通して発掘することに取り組んでいる。
著書に『「忘れられた日本人」の舞台を旅する―宮本常一の軌跡』(河出書房新社、2006年)、『駐在保健婦の時代 1942-1997』(医学書院、2012年)、『来者の群像 大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』(編集室水平線、2017年)、『宮本常一を旅する』(河出書房新社、2018年)がある。


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