結局、死の経過は2パターンでしょうか?その②
繰り返し
前回『死のかたち』で書きましたが、人の死の経過には4パターンあります。
ただ、よく考えてみると、結局は2パターンなのかと思います。
・急に亡くなる、”急性期医療等における急性型”
・悪くなったり、良くなったりを繰り返していく、”高齢者等の慢性型(呼吸不全等)”
この2パターンです。
今回は、高齢者等の慢性型(フレイル、認知症等)(右下黄色グラフ)パターンを考えてみようかと思います。
フレイルという言葉があります。
これは、フレイリティ(Frailty)の略です。
意味するものは、「虚弱」です。つまり「何となく弱々しい感じ」です。
要するに、歳をとって、いろんな病気をして、弱々しくなってきた状態の事を言います。
こういう、状態になってくると、感染症を始め、いろんな病気に罹りやすくなります。
ただ、病院に行って急性期治療をすると、ある程度は回復します。でも、悪くなる以前の時よりかは、一段階悪くなります。すると、またいろんな病気にかかりやすくなり、どこかで急激に悪くなります。そして…
という、サイクルが続くことになり、結局”高齢者等の慢性型(呼吸不全等)”のパターンになります。
では、急激に悪くなった時に、急性期治療をするとある程度改善し、そのサイクルを繰り返すと書きましたが、それはいつまで続けられるのでしょうか?
次回考えてみます。
フレイルに関する、まとまった説明です。
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