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お酒をよく飲むこの季節に

 先日、人間ドックのついでにアルコール分解酵素遺伝子検査を初めて受けてみました。オプションで2千円くらいでお手軽にでき、綿棒で口腔内をこすって数週間程度で結果が来ます。

 結果は、アルコール分解酵素ADH1Bは働きが強いものの、アルデヒド分解酵素ADLH2の働きが弱く、「もともとは酒に弱い。鍛えて酒飲みになるひともいるが、たくさん飲むとアセトアルデヒドの毒性で、大球性貧血が特に起こりやすく、食道がんの危険が高いので飲みすぎに注意」とのこと。

 アルコールの分解の仕組みについては以下のサイトで非常にわかりやすくまとめられていますので、ご参考に。

 キリン
 「酔う」ってどういうこと?

 アサヒ
 お酒の代謝能力の違い

 手順としては以下のとおりになります。
 1 お酒を飲むとアルコールは胃で約20%、小腸で約80%吸収される。血
  液に溶け込み、門脈を通って肝臓へ
 2 肝臓内でアルコールがADH(アルコール脱水素酵素)やMEOS(ミク
  ロゾームエタノール酸化系)の働きにより分解
。悪酔いや頭痛、動悸の
  原因ともなるアセトアルデヒド(有害物質)になる。
 3 肝臓内のALDH(アルデヒド脱水素酵素)により、アセトアルデヒド
  (有害物質)が酢酸(無害物質)
へと分解される。
 4 酢酸は血液により全身へめぐり、水と二酸化炭素に分解され、汗や
  尿、呼気中に含まれて外へ排出される。

 アセトアルデヒドについては、以下の厚生労働省のサイトにも詳細がのっています。
 e-ヘルスネット  アセトアルデヒド

 筆者は飲酒習慣はなく、時折逆流性食道炎を患うため、ただでさえ飲酒に不向きですが、体を魔改造すればそれなりに飲めるようになりそうな予感。

 アセトアルデヒドを分解できないので、酔いを感じる前に寝てしまう(フラッシング反応というらしい!)のがいつもの状況です。

 みなさまもぜひやってみたら楽しいかなというのと、これからの季節はくれぐれも飲みすぎに注意しましょうという決まり文句で締めさせていただきます。