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【制作記録②】ついに登場!大潟村の農家さん

ちょこっと前置き

1.本日の登場人物紹介

  • 三留慎太郎さん(株式会社 大潟村同友会)

この日、全身黒だったことを気にしていたらしい。

米作りの一連の流れを撮影させていただく三留家の長男。睡眠時間命。
車がないです!と嘆いていたら、毎回実家まで迎えに来てくれる優男。
最初怖い人だと思ってました、すみません。

以下、慎太郎さんと記載しています。

→食と、東北と、さんのインタビューを受けたそうで。乞うご期待。
(アップされたらリンク貼りますお待ちを)
記事公開されましたので、こちらからどうぞ


2.生まれも育ちもあきたこまち

突然ですが、皆さんはお米ってなにを食べて育ちましたか?
わたしは生まれも育ちもあきたこまちです。
正直なところ、東北のお米ってどこも美味しいなーと思ってます。

ただ、たまに別の品種を食べると、ズシッと来ないなーというか。
あきたこまちで育った身としては、あっさりしたような。少し物足りなさを感じることがあります。まあ好みですよね。そんな訳で多少高かろうが、いつもあきたこまちを選んでいます。

品種で味が違うのはご存知かと思いますが、不思議なことに育つ地域によっても違いがあって、面白いなと思います。同じ品種なのにねー。
秋田県内で育ったあきたこまちでも、産地によって違います。北とか南とかね、秋田も広いんで……。好きなあきたこまち探しの旅に出ているところです。

ちなみに青天の霹靂も大好きです。サキホコレはこちらの系統かなと思いますが、大変おかずが進んで嬉しいお米です。なんか絶妙に知名度が上がってないんですが、サキホコレは秋田の新しいブランド米です、食べてね。

「趣味 お米の食べ比べ」って書いてもいいかしら…。美味しいお米いつでも待ってます。


いつもどおり前置きが長くなりましたが、今回お世話になっております大潟村同友会さん。わたしは八郎潟町出身なので、大潟村はお隣さんです。


大潟村の菜の花ロードと桜は春の人気スポット

八郎潟町出身っていうと、「あー埋め立てたところ?」と聞かれることもありますが、それ大潟村ー!です。さらにいうと、大潟村は「埋め立て」ではなく、八郎潟を「干拓」してできた村です。

「埋め立て」は水中に土砂をどやさどやさと入れ、水面よりも高い位置に土地をつくります。一方で「干拓」は水中に堤防を建て水を抜き、土地を干し上げてつくるので、水面よりも低い位置に土地ができます。
つまり、大潟村って村全体が海抜0m以下になっているんです。ふっしぎーな村ですよね。



お待たせしました撮影パート

2023年3月10日 迫りくる農作業


農作業の進行スケジュールは農家さんによって多少異なるので、撮影する三留さんちのスケジュール確認と諸々の打ち合わせに行きました。


いや、まあ、びっくりしました。全体的に前倒しで笑笑
(最初にいただいた一般的なスケジュールより2週間早かった)
慎太郎さん言ってよ!!!!と怒ってません怒ってませんよ。早めに打ち合わせを入れた自分に拍手を送っただけです。内心焦ってなんていないです。

というのも、わたしは普段仙台で仕事があるので、撮影の都度、秋田県は大潟村に行ってまして。
つまりスケジュールがズレるといろいろ逃す、というわけです。

何回も大変じゃない?って思いますよね。わかります大変です。

でも、お互いのことを知らないのに撮れんやんと思っていて。写真が薄くなるというか、浅くなるというか。会話も大事にしたいなーって。その人が滲み出るまで。だから出来るだけ回数行って、話して、撮る
で。打ち合わせの翌日、急遽撮影にしました笑

2023年3月11日 初めての撮影日


この日は種籾を見せてもらいました。
冬を越した種籾たちは、まだ休眠状態。浸種(種籾を一斉に発芽させるために、必要な水分を吸収させる作業)用の青いネットに移動して出番待ちです。
未来のあきたこまちがいっぱい……。

これはあきたこまち
合格印の米袋、いろいろ検査があるんだとか
三留家の作業場で待機中の種籾たち

大潟村同友会としては4品種(サキホコレ・あきたこまち・ミルキープリンセス・スノーパール)の生産・販売をおこなっていますが、三留家ではあきたこまちとサキホコレを9:1の割合で栽培しています。

あ、ここで後輩の加藤さん登場。失礼ながら、あれ、思ってたより若い人が多い……という印象でした。

仲良し

農家の高齢化・担い手不足というのは結構前から言われていますし、なんてったって秋田の高齢化率は全国トップなので…。びっくりしたというよりは、よかったー若い人いるーという感じでしょうか。


慎太郎さんの父 達也さんいわく、周りが進学する一方で、慎太郎さんは就農したので、みんなが先輩。そしてその先輩たちに育ててもらったと。
加藤さんと話している慎太郎さんを見ていると、なるほど、こうやって育っててもらったのかなーなんて思いました。

最後に苗箱用のビニールハウスを見に行って、この日の撮影は終了しました。お疲れ様ですー。


こんな感じでひたすら農作業を追っているわけですが、この記事を書いている時点でなんと田植えは終わりました。あっという間です。
八郎潟町もほぼ田んぼみたいな町なので、米作りって身近なものだなと思っていたんですが、見れば見るほど知らない事ばかりで。
近いようで遠かったんだなーと改めて感じているところです。

次回は種まきの様子から書きまーーーす。急ぎ足で。
ではまたー。


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