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NPO法人みしまびと、三島農兵節プロジェクト  ~三島の地域の伝統芸能を次世代へ~

こんにちは!
NPO法人みしまびと代表 山本希です。

今回は、私たちが取り組む新しいプロジェクトについてご紹介させてください。このnoteを最後まで読んでいただいた方には、ぜひ今回のプロジェクトに少しでも参加していただけたらと思っています。

■三島農兵節プロジェクト(PJT) ~三島の伝統芸能を次世代へ~

三島で古くから親しまれてきた郷土民謡「三島農兵節」をご存知でしょうか。

農兵節のルーツは諸説ありますが、昭和初期に三島のまちおこしに奮闘した平井源太郎氏により、三島民謡としての「農兵節」がレコード化され、全国的によく知られる民謡となりました。「三島といえば農兵節」と知られるまでの地域の伝統芸能となり、三島では多くの人がそのメロディを口ずさみ踊ることができます。

一方で、この地域の伝統芸能を継承する人たちは確実に減っています。

昔は多くの幼稚園や小学校で、こどもたちが農兵節を踊っていました。私自身も小学校時代、農兵節のルーツを学び全員で踊る機会がありました。

しかし今では学校で扱われることも減り、大人も子どもも踊る機会は激減しています。この状況に課題を感じていた地域の先輩からご相談を受けたことが、今回のプロジェクトのきっかけです。

「農兵節」を地域の伝統芸能としてもう一度親しまれるものとして広げ、残していきたい。力を貸してくれないか。

そんなご相談を受けたことから、私たちに出来ることがあるのではないかと感じ、三島農兵節プロジェクトを立ち上げることにしました。

■みしまびとと農兵節の歴史

なぜ地域の先輩が、私たちみしまびとに相談してくれたのか。
そこには私たち「みしまびと」と「農兵節」の歴史が関係しています。

NPO法人みしまびとは、地域を舞台にした「本格的な映画制作プロジェクト」から活動をスタートした団体です。地域の多くの人を巻き込んで三島を舞台に映画をつくり、レッドカーペットも歩きました。映画づくりを通して地域の人同士の繋がりをつくり、熱狂をつくり、素晴らしい映画をつくることができました。

映画撮影時の様子

当時、映画作りに一人でも多くの市民のみなさんに参加いただきたいという想いで、プロジェクトの宣伝のために、三嶋大祭りの「農兵節パレード」にみんなで参加しました。

そこから毎年8月17日は、みしまびととして一つのチームでパレードに参加し続けて、今年で9年目になります。

農兵節パレードの様子

映画作りを終えて、現在みしまびとは、廃園となった幼稚園を改装したコミュニティスペース「みしま未来研究所」を運営しています。

多くのメンバーが代替わりしましたが、農兵節パレードには毎年参加し続けてくれている人もいます。友人などを誘って農兵節独自の仲間も増えるなど、農兵節が地域の繋がりをつくるきっかけにもなっています。

2019年には、三島市民ではない地域の「関係人口」となる人達にも参加いただき、「地域の中の人でなくても”祭り”という地域活動に参加できる」という体験に大きな感動を得てもらうことが出来ました。みしまびとにとっては、農兵節を通して新しい繋がりの間口が広がる可能性を感じた年となりました。

農兵節パレード参加者みんなで

一方で、コロナ禍では三嶋大祭り自体が中止となり、翌年もパレードは中止に。2年のブランクを経た結果、これまで農兵節を継承してくださってきた方々の高齢化もあり、パレードの参加団体はこの数年で特に減ってしまいました。

このような背景から、農兵節を地域の伝統芸能として次世代へ残せるのか危機感を持った地域の先輩が、私たちみしまびとを頼って相談してくれました。

■このPJTを通して実現したいこと

NPO法人みしまびとのミッションは「地域の未来をつくる人をつくる」。

三島という地域を好きになる人を一人でも増やし、一人でも多くこの地域のために行動を起こす人が生まれたらいいなと思い活動しています。今回のPJTも、それを実現するためのひとつの取り組みです。

今回、改めて「三島農兵節を次世代へ繋げる」という命題に向き合うことにした私たちは、次の2つのビジョンを掲げてこのPJTに取り組みます。

『三島農兵節』に親しみ、楽しく踊る人を増やす
『三島農兵節』をきっかけに、三島を好きになる人を増やす

まずは、「三島農兵節」を踊ったことが無い人も、かつては踊っていたけどもう踊る機会が無いという人にも、「三島農兵節」に親しんでもらえるように私たちが踊る機会を提供します。そして、ワクワクしながら楽しく踊れるような仕掛けをつくっていきます。

楽しく踊る人達を見れば、関心を持つ人がきっと増えていき、大人たちが本気で楽しく取り組んでいる姿こそが、次世代に繋げる一歩になると考えているからです。

そしてこれをきっかけに、一人でも多くの人に三島という地域をもっと好きになってもらえるようなPJTを目指します。

私たちはこれらのビジョンに向かって、今年の三嶋大祭りから新しいチャレンジをします。

■今年の三嶋大祭り「農兵節パレ―ド」でのチャレンジ

今年の三嶋大祭り農兵節パレードでは、次のことに取り組む予定です。

①参加者目標100人

みしまびとでは、毎年30人以上のチームで農兵節パレードへ参加してきましたが、今年は100人以上を目標とし、圧倒的に目を引くようなパレードを目指します。

②衣装をカッコよく!新しくします!

三島を感じ、祭りを感じながら踊れるような、ソウルフルな熱狂を身にまとえるTシャツを新しくデザインします。農兵節パレードではこのお揃いのTシャツに合わせてドレスコードを揃えて大通りを踊り歩きます。

③参加対象者を広げる

これまでは、みしまびとメンバーとその繋がりのある方々を参加対象としてお声がけしてきましたが、「農兵節に関わったことがない、より多くの人に踊ってほしい」「農兵節をきっかけに三島を知ってほしい」という目的から、地域の人に限らず三島に関心を持つ人であればご参加いただけるようにしたいと考えました。

具体的には、三島市、三島市観光協会、地域と繋がる”ゲストハウスgiwa”を運営する株式会社シタテと協業し、次の方々の参加を募る予定です。

・三島へ移住して5年以内の方、もしくは三島市在住の外国人の方 目標15名
・三島に来たことがあるが居住していない、三島が好きな方 目標15名
・三島に一度も来たことのない海外の方 目標10名

これらの多様な人達が一緒に踊ることで、地域の外の人にも魅力を感じてもらえるものなんだ、と地元の人たちが「三島農兵節」を改めて捉えなおすきっかけにもなるのではと思っています。

④事前サポート

当日までに綺麗に踊れるようになるために練習会を実施したり、農兵節への理解を深められるような歴史レクチャー会を実施するなど、当日を楽しみに迎えられるようなコンテンツも検討しています。

これら①~④を通して、「三島農兵節を楽しく踊る100人」を実現し、見る人に『自分も踊ってみたい!』と感じてもらえるようなパレードを目指します。

また、8月17日の当日は、農兵節パレードに限らず、夜に三嶋大社で行われる「総踊り」にも参加し、多くの人と一緒に農兵節を踊り大祭りを楽しみ尽くしたいと思っています。

■一緒に「三島農兵節」を踊りませんか?

このnoteで伝えたいのは、こんな私たちの想いに賛同し、一緒に農兵節を踊り、一緒に農兵節を踊る人を募ってくれる仲間の募集です。

まずはこの夏、一緒に農兵節を全力で楽しく踊ってみませんか?

私たちは、「三島農兵節」を楽しく踊る人が増えれば、地域の伝統文化としてきっと未来に繋いでいけると信じています。

100人のチームで踊るパレードはきっと圧巻です!
三嶋大祭りは三島市民なら誰もがワクワクする地域最大のお祭り。
その熱狂の内側にいられるって最高なんです。

今年の夏、ぜひ体験してみませんか。
一緒に農兵節を踊りましょう。ご参加お待ちしています!

■農兵節パレード 参加要項

開催日:2024年8月17日(土) 午後(時間の詳細は未定)
参加費:1000円
衣装:衣装となるTシャツをプレゼントします
※サイズは大き目をご用意しますのでご了承ください。
パンツはご自身でご用意ください。色は指定予定
帽子を被る場合には、色は指定予定
事前練習会:現時点の予定です
6月11日(火)・7月17日(水)・8月7日(水) 各回19時〜21時
※可能な回に1回以上ご参加ください。上記日程意外にも、随時ご案内いたします。

申込フォーム【6月30日、〆切】

以下よりお申込みください。

https://forms.gle/aKLmAL4KA13XnNaB8

※重要※ 
お申し込みいただいた方は
フォーム最後に記載のLINEのオープンチャットにご参加ください。

お問合せ連絡先はこちら↓

mishimabito@gmail.com



https://twitter.com/mishimabito


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