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南インドへの旅④

インド4日目(2024年7月8日(火))
マイソールにて朝・・・


①寝坊だ・・・

「さやかちゃん、今、朝5時24分!」同室 さっちゃんの声に飛び起きる。
うわ・・・寝坊です。

すぐさま顔だけ洗い、ヨガレギンスに着替え、ヨガマットを抱えて、
急ぎ二人でロビーへ。

5時29分!集合時間ギリギリ間に合った!!!
班のメンバーにもよく起床後、5分で来れたね~と・・・

移動中のバス内でケン先生に寝坊した旨を伝えると・・・
「その分よく寝られてよかったじゃない・・・」と一言。

ホント、その通りでございます。
昨夜は、ぐっすり眠れ、しかも、びっくりして起きたせいか、
頭もスッキリして心身共に軽い感じ。

バスから、いつものようにドライバーさんに
「ナマステ」や「Thank you.」を各々伝えて、降車。

②マイソールスタイル初日

その後は、無言でシャラへ向かうように指示あり。
まだ外は薄暗い。

シャラへ入室し、マットを敷こうとするが、今日はすでに満杯。

仕方が無いので、廊下にマットを敷いて、身支度に向かい、戻ってくると、
ケン先生やみなさんがスペースを色々と詰めて下さり、
シャラの向かって左側の前から2列目あたりに誘導下さいました。

今日から、マイソールスタイルでの練習。
マイソールスタイルとは、一連の決まったアシュタンガヨガのポーズを自分のペースで練習するスタイル。
そこに先生のキューイング(声掛け)はなく、誰かのウジャイの呼吸音が響くのみ。

私にとっては、初めてのマイソールでのマイソール体験となりました。
自分のペースで自分の習熟度、体調を見ながら、今日の練習を決めて練習を行うのですが・・・

恥ずかしながら、順番が微妙に怪しい私は、周りの人たちをチラチラと見ながらの練習となりました。

自分に集中できているとは、言えず。
そんな中でも、この空間、この時間に身を置けていることに感謝をし、
自分なりに味わおうと呼吸を深めながら丁寧に動いてみた。

ウッティタハスタパダアングシュタアーサナ(片足バランス)を取っていると、アジャストに入って頂けた。
普段いけないところまで足が上がり、アサナが深まる感覚がとても心地良い。

また、マリーチアサナCで手をバインドできずに行っていると、
サラスワティ先生が手をつなぐように指示くださる。
言われるままに深めると、難なく、右手が左手首をつかめた。
「Very good!」と笑顔で声をかけて下さる。

前にもこんなことがあったことを思い出す。

3年前のティーチャートレーニング中、私が、蓮華座が組めずにいると・・・
May先生(大阪のMay Yoga Studio)が
「さやかちゃん、身体的にもう組める状態になっているはずだよ。」
と促され、やってみると・・・蓮華座(パドマ―サナ)がその場で組めて、我ながら驚いたこと。

「できない」という自分の思い込みが現実を作ってしまっている。
自分の思い込みを弱め、挑戦することの大切さを身を持って知った瞬間だった。

自分への思い込みがいかに自分の世界を可能性を狭めているのかを体感した。きっと他にもこんなことがたくさんあるはず。

また、スプタクルマ―サナを見よう見真似でやっていると、
(本来は良くないのですが・・・)
後ろからアジャストが入り、腕と腕がつながれ、足が頭の横へと誘導される。
始めてするアサナの感覚が新鮮。
このアサナは、こんな感覚なんだ・・・と体験できたのが、すごく楽しい。

そして、アジャストによりアサナが心地よく深まる感覚に
アジャストの大切さを改めて感じた。
アジャストのスキルを上げたい!と強く感じることになったきっかけの時間となった。

練習後、ホテルへ戻り、朝食。

③デヴァラジマーケットへ向かう

今日は、日中は、オプション参加せず、
さっちゃんとデヴァラジマーケットという、昔からの活気に満ちた市場へ向かうことに。

ホテルから30分ほどの道のりだったので、二人で散歩しながら行ってみた。

グーグルマップに感謝。
そして、さっちゃんがしっかり地図を見てくれて、とっても感謝!

二人でぷらぷらと散歩しながら向かう道すがらはとっても楽しかった。

散歩は、バスともオートリキシャとも違う視界でインドの街を楽しめる。時々近づいてくるオートリキシャやタクシーを断りながら、歩道とも車道ともつかない道路の端を歩いていく。

途中、銀行を見つけ、1万円だけ両替しようと立ち寄るが、
そこでは両替は対応していないとのことであきらめる。

途中、声をかけてくるインドの男性。
日本に数年住んでいたとか。一緒に記念写真を撮って、別れる。
インドの人はとても人懐っこい人が多い気がする。

もちろん、何か意図をもって話しかけてくる人も多いはずなので、
用心は必要だが、意外と珍しさに声をかけてくれる人も多いようだ。

その後、きょろきょろしていると、スーツ姿のインド人がどこ行きたいの?と英語で声をかけてくる。

④宝石店での両替体験

「日本円を両替したい」旨を伝えると、斜め前の宝石店へ付いてくるように言う。宝石店で両替をしてくれるようだ。

レートを確認すると、初日のホテルで両替したよりもレートは良い。
パスポートを提示し、1万円を両替⇒5000ルピー だった。

シルバーの素敵なガネーシャ像などが飾られていた。
値段を聞くと、秤で重さをはかり、値段を伝えてくる。
へぇ~、重さで値段が決まるのか・・・。

値段のみを聞き、とりあえず、店を去る。

また、歩いていくと、アーユルヴェーダの病院があったり、ドラッグストア、雑貨屋、洋服屋などなど個人商店がたくさん並んでいる。

途中立ち寄って買い物したアーユルヴェーダ薬局


露店で見つけたガネーシャやシヴァ神、ハヌマーンなどなどの可愛い像たち

小さな祠を見つけ、写真を撮ろうと近づくと、オートリキシャのドライバーさんから何やらダメだしされる。
靴を脱がないといけないとのこと。
慌てて靴を脱いで入ったら、笑顔を向けてくれた。

「郷に入りては、郷に従え」
異国人にもきちんとマナーを教えてくれることに感謝。

⑤マーケットでお買い物

ひときわ賑やかなあたりがデヴァラジマーケット周辺。
中に入っていくと、色のついた粉、クムクム(Kumkuma)やアロマオイル屋
お花屋さん、八百屋さん、スパイス屋さん、生活雑貨やさんがひしめき合っている。

生花のリース
バナナの積み方がすごい!
クムクムのお店

インドならではに見える光景に気持ちが高鳴った。

なかでも、アロマオイル屋のお兄さんたちの接客上手にまんまと乗せられ、
いくつかオイルを購入した。

とはいえ、あちらも抜けたところありでしゃべりながらビンにオイルを移すところ、私の指定の倍以上の量を誤っていれてしまい・・・しまった顔。

すかさず、満面の笑みで「ありがと~♪」とふざけたように言うと、苦笑いしながらも、瓶に満タンのオイルをサービスしてくれるあたり、なんだか可愛らしい。

まぁ、上手く乗せられて買った感もあるけれど、いい香りを気に入ったし、
サービスしてもらったようだし。
なにより、楽しかったし、まぁいいか。

商売上手なアロマオイルオーナー

⑥南インドミールスの人気らしい食堂へ

その後、『君らの日本人の友人を知っている』と再び声をかけられる。
(実は、さっきのアロマオイル屋の人のお兄さんだったようだ。
 商売上手な兄弟らしい。)

さっちゃんが「お腹空いてるから、美味しいお店を教えて」というと、
ミールスとインドコーヒーの美味しいところがあると教えてくれた。

向かう途中、彼が作る工芸品の箱などを見せてきたり、シルクの良い店があるから、レストランの前に・・・と言ってきた。

そこは、さっちゃんが「いやいや、それは、あとあと。まずは、お腹がぺこぺこなの。店に連れてって・・・」と一蹴(笑)

残念そうに「ごめん」と南インドのミールス屋さんに連れて行ってくれた。

彼にとっては不本意だったろうが、笑顔で別れを告げてくれる。
いい客にはならなそうだとあきらめられた様子。

南インドミールスの店 Indra Cafe

ミールスのお店は活気づいていて、一階にはスイーツのショーウインドウも。気になりつつも、まずは、2階へ。

満席の店内

14時過ぎとお昼には微妙な時間に思われるにもかかわらず、満席御礼の賑わい。やはり、お兄さんが言ったとおり、人気のお店らしい。

少し、待っていたら、席に誘導される。
向かいにインド人女性が二人座る相席。

「ナマステ~」とあいさつすると、笑顔で返してくれた。

メニューは英語でも表記されていて、写真や絵はないものの
なんとなくわかりやすい。

南インドのミールスセット的なもの二人とも注文する。
さっちゃんは、温かいチャイ。
私は、冷たいラッシーも注文した。

ミールスは、若干油っぽさもありつつ、でも、とても美味しかった。
人気店なのもうなずける。

どれもとっても美味しかった♪

ラッシーも予想通りの美味しさだったし、
チャイもさっちゃん曰く、今回の旅で一番美味しかったとか。

向かいの女性たちが退店後、若いインド人の女の子(29歳)が同席となる。

どこから来たのかとか、何日滞在するのかとか・・・
私たち二人の関係性とか・・・ちょっとした会話を楽しむ。

写真撮影も一緒にしたら、写真が欲しいとのこと。
インスタグラムのアカウントを交換し、DMで写真を送付。

彼女にとって、初めての日本人としてSNSでつながったとのこと。
いやはや、便利な時代だね。その後も、インスタで彼女がリアクションをくれるので、細々ながら、つながっていることも嬉しい。
マイソールにいる、可愛い友人・・・と言っていいよね。

⑦Sir.Ramakrishna Ashramで夜の瞑想会に参加

夕方からは、RAMAKRISHNA VIDYASHALAへ。
施設内の本屋さんをのぞいてから・・・
瞑想会に参加する。(写真撮影禁止)

施設内の本屋さん


ラーマクリシュナ氏、ヴィヴェーカナンダ氏、サーラダーデーヴィー氏の
巨大写真を前に座る。
各写真は生花のリースで飾られていた。

私は不勉強でそれぞれがどのような方かは知らなかったが、
以前に読んだ「いまに生きる インドの叡知」という本に
近代の聖者達として写真があったのは見たことがあり・・・
「あ、見たことある・・・」くらいの薄っぺらい感じで座っていました。

現地の方々にはこうして、日常生活の中で定期的にこの場で瞑想の時間を設けている人たちもいるのだなぁ・・・と感じることができ、貴重な体験となりました。

巨大な写真を前に座る感覚はちょっと不思議な感覚ではありましたが・・・

今日も早朝から盛りだくさんの一日を過ごすことができました。
感謝!

この日の戦利品の数々・・・



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