まちにたくさんの花を咲かせる! プロジェクト提案型チーム体制の挑戦
◇はじめに
こんにちは。NPO法人みしまびとの山本希です。
私は、NPO法人みしまびとの理事長をさせていただいています。
2021年、組織体制の変更にチャレンジしました。
今までみしまびとの組織体制は、1年間の目標、戦略を決め、今ある課題の解決を目指してトップダウンでチームをつくり、メンバーが各チームに所属することでプロジェクトを進めていく体制でした。
そんな体制を、2021年は一新し、「プロジェクト提案型チーム制」として、メンバーそれぞれが、今何が必要か、地域のために何ができるのかを考え、主体的に行動を起こすことを目指し、「プロジェクトの提案にもとづいてチームをつくる」、という新しい組織体制にチャレンジしました。
今も試行錯誤中ではありますが、このチャレンジをとおして、必ず地域の未来を良くしていくと信じています。
◇みしまびとって?
三島の方には、『惑う After the Rain』の映画づくりのイメージが強いかもしれませんが、立ち上げ当初から、私たちの理念は、【地域の未来をつくる人をつくる】です。
今は、出会いと交流の場づくりをとおして、地域の入り口として関係人口の創出や活動人口の拡大を目指し、「みしま未来研究所」の運営を主な活動としています。
移住したばかりの人が地域の人たちと出会う入口になったり、こんなことやってみたいと思った人が一歩を踏み出す場になったり、ここに来ると自然に【出会い、語り合い、考え、行動する】という循環がめぐるような、そんな施設になりつつあります。
◇今、ここ、わたしたちだからできる挑戦
みしま未来研究所、通称みらけん。
2021年1月、みらけんが2周年を迎えたタイミングで、2年間を振り返り、これからに向けたプレゼンをやることにしました。(イメージはスティーブジョブズのようなかっこいいやつ!)
実際の映像はこちら↓
このプレゼンに向けて振り返りをする中で、ある仮説にいきつきました。
「地域の未来をつくる人」とは、特別なアイデアをもった数人のトップランナーたちだけではなく、それを応援する人たちもそうなんだと。
想いをもってそれをカタチにしていくために自らその一歩を踏み出す人と、それを応援する人がいて、地域力がベースアップしていくことで、未来がつくられるんじゃないかと。
そう気づいてから、チームづくりの在り方に疑問を感じはじめました。
「地域の未来をつくる人をつくる」ことを目指しているからには、私たちみしまびと自身も「地域の未来をつくる人」でありたい。その想いと、メンバーの顔を想い浮かべたとき、それは確信に変わりました。
こんなに魅力的な人がたくさんいるんだから、もっとできることがあるはず!
みんながもっている「想いの種」こそ、花が咲くように育てていきたい!
だって、それを実現していく土壌がいまここにはあるんだから!
◇想いに寄り添い、意見を交わせる環境に感謝!
3月の会議で、「これから、プロジェクト提案型でチームをつくりたい」という話を伝えました。
突然の体制変更の提案に、今まで必要だからとつくられていたチームをリセットすることへの疑問、限られたリソースの中で活動をするのに誰がどうやってチームを決めるのかや、提案が通らなかった場合はどうするのかという不安、戸惑いの声をもらいました。
そこで、3つの約束ごとを決めました。
結論に対して明確な理由をもち、伝えること。
チームリーダー(提案者)は、WELCOMEに活動メンバーを集って成長のチャンスを増やす意識をもち、会議の場でたくさんの意見を聞くこと。
メンバーは、POSITIVEにチーム活動に参画しよう!
スタートするにあたっては、既存チームへの愛着もある中で、戸惑い、傷つけてしまった人もいると思います。でも、どうしたらうまくできるかを考え、「これでやってみよう」「うまくいかなかったら、また考えよう」と、受け入れ、前向きに意見をだしてくれたことは、やっぱり、この組織の素敵なところだなぁと思います。いつもありがとう。
◇いざ!スタート!花を咲かせるために・・・
いよいよ初めての提案の日。
7つもの提案がありました。
どれもまちのこと、みしま未来研究所のことを考えたステキなプロジェクト!
その中で、プロジェクトの本質は何か、提案者は何を実現したいのか、それはまちにどれだけの価値を生み出せそうか、私たち自身の成長の余地はどのくらいあるか等、議論を重ね最終的に4つのチームにすることを決めました。
この4つのチームは、その想いに賛同して自分で選択してメンバーが所属し、プロジェクトをより良くするために、力を出し合いながら、少しずつ形になりはじめています。
■スイッチチーム
この地域で、想いを持って活動している人をゲストに迎え、その人の転機になったエピソードを話してもらうトークイベント
■朝活マルシェチーム
毎月8日は朝活の日として、朝の素敵な時間を活用し新しい三島の魅力発見と出会いの場をつくる
■みらぱすチーム
活動、企業、人の想いを取材し新聞にして次世代に発信していく
■お店番チーム
誰もがCafe&Bar Bloomingのお店番に入りやすくするための仕組みと交流の場づくり
そして、このチャレンジを通して、また次の目標ができました!
「みらけんを、日本一心躍る出会いが起こる場所にする」
いつどこでどんな種が生まれるか。どんな花を咲かせるか。
その原点は、「出会い」にあると思います。
自分の想いを言葉にして伝え、応援してくれる人たちと一緒に実現していくことで、私たちは地域の未来にたくさんの花を咲かせていきます。
まだまだ、これから!
未来はもっと、おもしろくできる!
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この記事は、2021年の三島の人達 Advent Calendar 12月5日の記事です。
今年のテーマは「三島で起きた25のチャレンジ」。
多様な人達による様々なチャレンジが生まれた2021年。それぞれの言葉から三島の魅力が伝わると嬉しいです!ぜひ他の記事もご覧ください♪
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