いつか、きっと好きになりたい
「顔というものは、自分が作っていくものだ」と、よく言われる。そりゃあそうなのだろうと思うけれど、まだ20代の私にはイマイチ実感がない。
予告を見たとき、シュッとしたシルエットのアーティストJRと、ちんまりとしたキュートなアニエス・ヴェルダのちぐはぐ感が面白いと思った。
大きな壁に、その土地で出会った人たちの「顔」を貼り付けていく。一見、シンプルにも奇抜にも見える2人の様子に魅了されて、絶対観ようと決めた。大きなスクリーンで、2人の作品を目に焼き付けたいと思ったからだ。