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GIVERである前に徳を積むこと

先週に社内でシェアした週報の内容を転記しておく。
※一部内容を修正している

今回のテーマは「徳を積むこと」

僕らのビジネスモデル(マーケティング支援を基軸にした広告代理店業とSaaSプロダクトの開発と提供)はまさに徳を積むことで成り立つ仕事なのかなと思う。

徳を積むことは「GIVEをしましょう」と似たような意味もあるのかなと思いつつ、あえて僕は徳を積むことを整理したい。

そもそも似たような意味だが、根底は違う(と思っている)

ギブ(GIVE)=「与える」
これはそもそも相手に与えるというスタンスがあり、
相手がいる前提での話の定義である一方で、

「徳を積む」=「善行を積む・良い行いを重ねておくこと」
自身の行いに目が向いたことです。

これが大事だと思います。
もともとは仏教の因果応報が由来になっており、
良い行いも悪い行いも最終的に自分に返ってくるという教えがあります。

GIVEではなく、あくまで自身への問いとして、
これは最前のアクションなのか?という思考で考えることがポイントなのではないかと。

もちろんGIVERの精神は大事。(だと僕も伝えたりします)
だけど、ちょっとだけ疲れたりしませんか?

GIVEをしなければならないというのは、果たして本質なのか?
GIVERとは、最終的な結果であってプロセスではなく、
成功者の多くがGIVERだったという話で、その方達がGIVEを意識しているのか?でいうとそうではないと思います。
目の前にある事象に対して真摯に向き合い、自身が良いと思った行動をしただけなのではないかと推測します。

なので僕はGIVEをしよう!というよりは徳を積もうの方がしっくりきます。

例えばで、僕の仕事に置き換えてみます。

ビジネスプロデューサーという職種を担っていますが、
お客様からお問い合わせをいただき、初めて商談をする際に
ただ会社やサービスの紹介をし、事例を話すだけではなく、
事前の準備を徹底し、そのお客様に合わせた何かしら発見や学びなどをユニークネスに提供できるように、要はお土産を残るように意識をしています。

だからこそ、その場では具体的な発展にはならないかもしれないですが、
その後に別のご担当者を紹介をしてもらったり、時間が経ってニーズが明確になった際に再度依頼が来たりするわけです。
これらの見返りを求めて狙っているわけではありません。(人によって多少なりと期待していることはあるかもしれませんが)

よく経営者の仲間やカンファレンスなどで知り合った方にSNSのことを聞かれたら真剣に理解してもらえるまで答えるようにしています。
もちろん、その時は直接的にお金にはなりません。

それでもいつかテテマーチや僕自身のことを覚えてくれていて
ビジネスとして頼っていただく日が実際に来ます。

徳を積むことは、最終的には結果としてGIVEになるのですが、
その段階では、GIVEできたかどうかなんてわからないのが肝だと思っています。
そして、いつの間にか意識しすぎると「俺がこんなにGIVEしてるのに・・・・」とか思い始めちゃうんですよね。気づいたら見返りを求めて、TAKEを求めるようになってしまったりします。これだと誰もハッピーじゃない。

それと若いうちってそもそもGIVEできることないじゃないですか。
なのに、GIVEをしろと言われてもしっくりこないのもありますよね。
逆に先輩や上司、外部の繋がりの中で受けたGIVEを(徳を)いずれ返していくことになるのでそこまで考えなくていいのかなと。
(僕自身も図々しいくらいにいろんなGIVEをいただき、むしろTAKERになっているのでは?と思ってます。それでも今はそれでしか成長できないので遠慮せずに諸先輩方の大切な時間をいただいている感覚です)

ビジネスにおいては利益を出すことが成果になります。
ただ、利益を出すことはGOALではありません。

大事なのは、どれだけ社会や市場、そこまで大きな話をしなかったとしても
目の前にいるお客様や社内のメンバーに良い影響を与えられたか?だと思います。

それが最終的に成果を生み出すトリガー(きっかけ)になり、
利益に繋がっていき、還元されるのではないかなと思っています。

だからこそ、目の前にある1つ1つの仕事で手を抜かずに向き合うこと(そこで徳を積んでおくこと)が大事なんだと思います。

僕らのビジョンにたのもうけという言葉があります。
たのしいを設け、たのしく儲けるには必要なことなんだと思っています。

(今、あなたが目の前の人に全力を尽くしたことは、確実にその人の心のどこかに残るはず)

SNSやマーケで悩んでいる人たちの課題をできる限り我々が解決していきたい。そのためにしっかり市場に還元できるような行動をしていきたいと思っています。

おわり。

テテマーチは多くのポジションで採用を強化しています。
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