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同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)11.推し変

この「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)」シリーズも二ケタ台になりましたが、まだまだ話のネタはつきません。
しかしながら細かい話が多いので、いつも「オムニバス形式で短い話を詰め合わせよう」と思いながら書きだすのですが、気付けば短い話で終わらなくてどんどん話が長くなってしまう私の実体験です。

収まれ私の記憶と思いつつ、今日も普通に一つの話をします。

因みに前回の話は「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)10.スペース前占拠」こちらです。

今日は何ていうか、怖いと言うより奇妙な不思議な話です。
説明しづらいので、兎に角ご覧下さい。


始まりは突然

私はあるイベントのアフターでAさんという一般の方と知り合いました。
初対面でフレンドリー、二次創作の感想もたくさん下さって、SNSのリプライやDMやり取りも密で、すぐ仲良くなりました。
普段あまり感想貰わないサークルだったので、とても嬉しかったです
それにイベントにサークル出店したら、いつも新刊を買い求めに来てくれました。

凄く嬉しかったです。

そんなある日、私が主催したアフターに声をかけてAさんを呼びました。
私が主催したアフターなので、他にも何人も相互さんがきました。
その中に絵師のSさんと言う人がいました。

AさんをSさんに紹介しました。
そのアフター中、AさんはSさんの隣にいて、ずっと話をされていました。
その時は「フォロワーさん同士が仲良くしてくれてよかった」と思っていました。



終わりも突然。

私とAさんとのSNSのやり取りがなくなりました。
日常のつぶやきにも毎日きていたリプライやDMもきません
何より新作を上げる度に即日で来ていた感想が、ぱったりと来なくなりました。

もしや何かご病気か不慮の事故かと心配になりAさんのホームに飛ぶといつも通り。
そこでAさんの直近の確認をしたら、今迄私としていてたようなやり取りをSさんとされていました。

正直複雑な気持ち。

有り体に言うとショック。

でも普通に考えてSさんは神絵師と呼ばれる人だし、人気だし優しいし、私と比べて仲良くしたい比率が傾いてもと仕方ないよね!

完敗だ!

腐女子の私だってジャンルが変わったりして、推し変(推しが変わる事)する事あるんだから、逆もまたしかり!
こんな事で悩んでも、嫉妬しても何も産まない!
というかこの事実を前に私が何かしたら、それは八つ当たりだ!

そんな行為はよくない!

訓練された大人の腐女子なんだからスルーだ!(正論で自分を律する)
と何度も自分に言い聞かせると、AさんとSさんの密なSNSは見なかった事にしてスルーしました。

因みにこの後にイベントがありましたが、新刊を出していたのですが、買い物どころかスペースに来て下さる事もありませんでした。

悲しいぜ!(本音)



まさかの展開。

そんなスルー事件から幾日か。
SNSにはミュート機能(自分宛ての返信や@メンション以外を見えなくする機能)と言うものがあるので、AさんのSNSはミュートにし、密だった連絡が来なくなっても気にしなくなった頃、突然SさんからDMがきました。



Sさん「聖龍。さんてAさんと仲良しだよね?Aさんてどんな人かわかる?」
私「Aさんがどうされました?
Sさん「こんな事言うの恥ずかしいけど、知り合ってから最近までめちゃくちゃAさんから「ファンです!作品最高です!」って感想貰ってたんだけど、友だちのOさん紹介したら、何かAさんそれからずっとOさんと話するようになって、私への連絡が一切なくなったのね」
私「…」
Sさん「いやなんかこう、嫉妬みたいで嫌だったんだけど、あんなにAさんから頻繁に連絡してくれていたのが、急に来なくなって、確認したら私に言ってたみたいな「ファンです」ってやりとりをOさんとしてるの目にしちゃって、そしたらめちゃくちゃ凹んじゃって…それでそもそもAさんて聖龍。さんからの紹介だったから…」
私「…Sさん!」
Sさん「Aさんて聖龍。と相互さんだよね?それなのに愚痴っぽくなってごめんね?嫌だったよね??」
私「Sさん!私も!!同じ目に!!!合いました!!!!わかります!!!!!」
Sさん「ええーー?!嘘?
私「マジでーす!え?Aさん何なんですか?!」



推し変の行方

その後の話をすると、AさんはOさんから更に別の絵師さんへと移り、そこから更と、出世魚か渡り鳥かの如く、同人誌絵師さんの推し変を繰り返していかれました。

なお、推し絵師さんに合わせてジャンルも移動されていたので、そこまでいかれると見ていていっそ潔かったです。

なお、私は相互なれど全く没交渉になっていたので、ミュートを外した後にヲチ(Watchingの意味)対象として、相互のまま暫くの間Aさんの行動を追っかけていました。
でもあまりにもこうAさんが推し変する期間が短期間なので、追い掛けるにも目まぐるしくなり、ヲチからミュートに戻し、最終的にアカウント整理をした際にブロックし、今はどうなっているか知りません。

そんな不思議推し変体験でした。



最後に

私も、私の周囲もよく推し変やジャンル移動を行いますが、まさか自分が推し変される側になるとは思っておらず、中々の体験をしました。
しかしここで間違ってはいけないのは、個人的に推し変される側になるとモヤモヤしますし、何より気分は良くないですが、推し変自体は何も悪い事ではありません。
された側からすると「推し変するなんて!」って思う気持ちは仕方ないのですが、前述の通り私もAさんと同じように、対象は個人ではなくジャンルなどに対してではありますが同じ事をしてきた側なのですから、Aさんを責めるのはお門違いです。

でも何と言うか、最初のモヤモヤ感と、Sさんからの連絡からの流れが個人的にとても印象に残っていた出来事なので、話しました。

怖い話とはちょっとずれた、奇妙な話でした。

思ってた推し変と違う話だったかも知れませんが、これも又実話ならではのお話です。
ご了承下さい。

次の話は「同人サークル活動での本当にあった怖い話(実体験)12.陰口」こちら。
これはなんかこう、陰湿なやつです!(何)


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