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缶詰一つでできる!ココナッツオイルづくりのすすめ

缶詰のココナッツミルクを煮詰めると、ココナッツオイルができます。
自分の手で作れちゃうって、なんだかすごくないですか?

でも、本当におすすめしたい理由は他にあります。
コロナでこもりがちな今だから紹介したい、おうち時間を楽しくしちゃう料理なんです!

おすすめしたい理由① 手作りでしか食べられない副産物が絶品

ココナッツミルクを煮詰めはじめると、白かった液体が、透明な液体とアクのような固形分に分離します。

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そのうち透明なオイルが出来上がり、固形部分が副産物として分離します。

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この茶色いぽろぽろ副産物を、刻んだにんにくや唐辛子とともに炒めると、甘くて香ばしくてふわふわの、ごはんが止まらない絶品おともができるのです!これは、どんな高級ココナッツオイルを買っても手に入れられない、自分で作る人だけが味わえる楽しみです。

ちなみにこの副産物、インドネシア語ではTahi minyak(タイミニャ)と呼ぶのですが、「Tahi = フン」「Minyak = オイル」なので、直訳すると「(ココナッツ)オイルのフン」。
たしかに見た目はその通り。なんとも絶妙なネーミングです。。

おすすめしたい理由② 家中がいい香りになる

ココナッツオイル作りを教えてもらったのは、インドネシアのおうちの台所裏でした。ココナッツミルクを大きな平鍋に入れてぐつぐつ煮ると、あたりじゅうココナッツのあまーい香りに包まれます。

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2時間も煮続けると、香りは家中どころか村中におよび、香りにつられて近所の子たちがやってきます。おしゃべりしたり手にお絵描きしたり、おだやかでにぎやかな時間が過ぎていきます。

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たちこめる香りだけで幸せな気持ちになるし、さらに人も集まってくる。人間ホイホイな料理なんです。

おすすめしたい理由③ なんだか落ち着く

ふつふつぶくぶくしている鍋をじーっと見つめながら、ただ単純に煮続ける。なんだか穏やかな気持になります。っていうと変な感じなんですが、時の流れがゆっくりになったよう。料理の音や香りや液体の表情、普段見逃していた小さな変化の一つ一つに気がついたり。
炎とか煮るとかって、どうしてこんなに心穏やかになるんでしょう。

お家での気分転換に、ぜひやってみて!

ココナッツミルクを煮詰めてタイミニャを作るのは、牛乳を煮詰めて古代のチーズ蘇を作る達成感に、ちょっと似ているような気がします。

お家での気分転換に、よかったらやってみてください^^
※ココナッツオイルの使い方、私のイチオシは「揚げバナナ(ピサンゴレン)」の揚げ油として使うです。

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