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(112)秋の時間の過ごし方

10月に入ってから再読しているゲド戦記にハマってどんどん読み進めていて、それと同時にラジオを聴かなくなってしまった。一度久々に聴いてみようかとスイッチを入れてみたけど、いつものJ-WAVEもどの局も煩く感じてしまいラジオを消した。若い頃は物語にのめり込み過ぎて、現実と物語が逆転して現実がファンタジーのように思われていたが今はそこまでのめり込むことはなく、客観的に読むのでその分以前読んだ時よりも物語を理解できているが、やっぱり片脚を物語の世界に残したままなのかもしれない。ラジオは思いきり現実的だから相容れないのかもしれないと思っている。

本を読みだしてから、あまり言葉が出てこなくなった。本の中の言葉はゆっくりしているので自分の中の言葉もスピードを変えていて、時間の流れも変わってしまったように感じられる。庭の仕事と家事をして、猫と遊ぶ時間と本を読む時間、ブラウスを縫う作業とスケッチなどしていたらあっという間に家にいる時間は終わってしまう。

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