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(139)冬の猫の楽しみ

東京は真冬でも晴れている日の日向はポカポカと暖かくて気持ちいい。先日猫たちと庭に出て暑くなったので私だけ日陰に入り、日向の猫たち2匹とも見える場所でこっそり移動しないように見ていると猫が2匹とも私の方を眺めながら座り込んでしまった。

気持ちいいんだなぁと猫を待っていたけども一向に動かない。大きな三角の頂点にそれぞれしゃがみ込んで向き合い、とうとう痺れを切らして私が一番はじめに立ち上がると猫もやれやれとばかりに動いた。なんだ、私は猫を待っていたのに、猫は猫で私を待っていたらしい。地味な遊びだな。

曇りの日は寒くてずっと寝ているけれどそのせいでエネルギーが余るらしく、ジジが深夜に部屋の中をまるで忍者のように飛び回り(最近また忍者モノにハマっている)、仕方ないので起き上がるとモモはひたすら気配を消すようにベットの隅に小さくなっていた。モモを移動させてジジに声をかけて時計を見ると3時だった。

夜帰宅すると猫たちは駆け寄ってきて甘えてから、ごはんにしよう!とごはんを食べ、また甘えてくる。モモを膝に乗せて左手で撫でながら右手で丸まって座るジジを撫でると何もできないから、モモは左腕で抱えこむようにして顔をよせてスマホを見ていたら眠くなってしまう。冬毛のふかふかの猫を両腕に抱えるこの幸せ。色々あるけど猫たちといるだけで救われている、と感じる。ふわふわの毛皮と尻尾をもつ動物が側にいるなんて奇跡だとふと思う。猫がいる生活にどれだけ憧れていただろうか。

猫は愛そのもの。
もう猫のいない生活なんて考えられない。
NO CAT NO LIFE


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