（83）お留守番とあんドーナツ

猫たちは、私の様子で留守番を察知する。今日は留守番だなと理解したとたん、遊ぶ気が失せて気怠そうな態度になるし、寝る体制に入る。さあさあ、どうぞ、置いていくんでしょ、行きなさいよ、とでも言わんばかりに背を向けて寝る。または、行くなら行けば、と目で語る。

帰宅途中で比較的大きな、蛇らしき長いものと遭遇したが、ちょうど顔にあたる部分が隠れていて確認できない。でも蛇がこんな道端にじっとしてるのか？ 日傘で突こうとしたが手を止めた。

猫たちが覇気がないので、よく頑張ったね、辛かったねと沢山ほめて抱っこして撫でると、ごはんもまだなのにグルグルとのどを鳴らしていて、やっぱりこの残暑は猫もキツいのだと思う。猫のごはんの後、私もオレンジをひとつ食べる。食欲がない。明日の朝食べるつもりでいたあんドーナツを、一口かじると美味しかったので全部食べることにした。ちょっぴり罪悪感のあるものは、とても美味しいのだ。

月と木星と土星の並んだ写真はすごい手ブレ。月は山羊座を抜けて水瓶座にいる。