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(123)子供の時から変わらない

露地植えのミニトマトの苗が一株だけ元気なので放っていたら、赤くならず緑色のままのトマトがいくつもなっていた。せっかくなのでピクルスにしようと摘んだ。外国のレシピにはグリーントマトのジャムやピクルス、チャッネなど普通に見かけるけれど、日本でグリーントマトを使うのは聞いたことがない。日本人好みじゃないのかなと思う。

カタツムリが寒くなって殻に閉じこもってしまうので心配になり、工具箱のようなか蓋付きの透明ケースを買ってきて熱したキリで穴を沢山開けて空気穴にして、虫かごを作った。土を敷いて枯葉と桑の小枝を入れて餌に卵の殻とリンゴのカケラを置き、日が当たり過ぎないように簀巻きのスノコを上にのせた。

夜帰宅してスノコをとると、ずっと動かなかったカタツムリがプラケースの蓋の裏側にペッタリくっついていて思わず後ずさった。だいぶ慣れたけれど基本的に軟体動物は苦手なんである。それでもリンゴはほとんど食べてあって良かったなあと安心した。温度の上がり過ぎに気をつけなければならないが、生きているのか分からない状態よりはいいのでこれで春までいけるかな。

そういえば子供の頃は飼っていたハムスターの家をいつも作っていた。空箱で作った家は、中を見れるように天井は片側だけ固定して開閉できて、箱は仕切りをつけてあげて4部屋の大きな家だったこともある。ハムスターはそれぞれ部屋を、寝室、食料庫、トイレと使い分ける。私がハムスターの家を取り替えるのは昼間だから、熟睡していたハムスターはいきなり引越しさせられて、新しい家のベッドを大急ぎでだいたい整えるとすぐに寝てしまい、夜にゆっくり作り直していたなあと思い出した。

寒くなったから猫たちと私も和室からリビングに寝場所を移動して、寝る前に湯たんぽをお布団に入れたり、お留守番もソファに湯たんぽを入れた毛布をセットしているが、ハムスターの家を作っていた頃と同じだ。同じような事を私はずっとしてるのか、変わらないのだなあとある意味一貫性のある性質に妙に納得してしまった。

1才のモモたろう。たてがみがまだあまり長くないね。

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