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「私は優秀ではない」その考え方が自分を自分でなくしていた。


はじめまして。

noteはじめました、成江美里です。

(また今度ゆっくり自己紹介のnoteも書きます。)


いきなりですが私、ある講座に参加し始めました。


電通のコピーライター、阿部広太郎さん主催の講座「言葉の企画」です。

企画でメシを食っていく(通称:企画メシ)のスピンオフとして開講されたこの「言葉の企画」は、「言葉」を通して「行動、企画、発信」の力を身につける、半年間の連続講座です。


5月18日に第1回目の講座があったので、「言葉の企画第一回講座を終えて感じたこと」を綴ろうと思います。

長いけど最後まで読んでくれたら嬉しいなぁ。


受講を決意したのは、4月中旬。


実は、今年の年明けあたりから私は、大好きな会社で働きながらも、仕事や生き方について悶々と悩み込んでいた。


「絶対的な愛のある空間を作り心豊かで幸せに生きる人を増やしたい」

「世界を1ミリでも平和に近づけたい」


そんな、世の中や自分の人生に対しての想いやビジョンは割と明確にあるけど、結局想いだけじゃ目の前は変わらない。作りたい世界は実現できない。

なぜなら、力がない。実現させるための力が、余りにも欠けていた。


そんな悩みを大尊敬している友人に話すと、教えてくれた。

「阿部広太郎さんって人がいるよ。今のみさとに必要だと思う。」


“ 阿部広太郎 ” 

検索してみると、阿部さんが出版された本の全文が公開されている。

その日の夜、すぐに読んでみた。


・・・。

頭を殴られた。


本のタイトルは、「待っていても、はじまらない。」


簡単にまとめさせて頂くと、

電通に入社するも志望部署であったクリエイティブではなく人事に配属された悔しさをエネルギーに変え、果てしない程の努力を重ねて、人生を切り開いていった阿部さんの実話。


(もうほんとに刺激や学びしかないので、是非読んでほしい。仕事や人生にモヤモヤしている方は特に。)


まさしく私は、待っていたから、はじまってなかった。


「実現させるための力がない。」

いや、そりゃそうだ。

ここまで行動、努力してから悩むべきだった。


これまで仕事や人生に対して意識していた「主体的に」「貪欲に」なんて言葉、阿部さんの次元でのそれとはかけ離れていた。


そんな言葉を優に超越するほど必死に、目標へと向かってただただ行動し続ける。忖度したり失敗を恐れている時間もないくらいがむしゃらになって、力を尽くす。

そこでやっとはじまるんだよと、叱ってもらった気分だった。



その後すぐに知った、「言葉の企画」企画生の募集。

(阿部さんの講座では受講生のことを「企画生」と呼ぶ。)


【講座内容】
企画でメシを食っていく人にとってこれから大切になる、
「行動、企画、発信」の力を身につける連続講座「言葉の企画」。
行動するための言葉。企画するための言葉。発信するための言葉。
私たちがふだんあつかっている「言葉」の力を活かして、
自分の道を、自分でつくるために、立ち上げます。           (募集要項一部抜粋)


私に足りない力。

企画力(想いをカタチにする力)、言語化力、発信力、人間力・・・etc.


私のやりたいことを実現させるために必要な力。

上に同じ。



「・・・。待っていてもはじまらない。」



という経緯で、企画生になりました!



前置きが長くなりましたが、、(土下座)

ここからが、言葉の企画第一回講座についてのお話。


「言葉の企画」は毎回、講座までに課題が出される。


第一回目の課題は、下記の2つ。

伝えるのではなく「伝わる」ように、あなたの自己紹介を1枚のスライドにまとめてください。まとめ方は自由です。ただその中に「企画」とは何か?あなたの定義を書き添えてください。
この「言葉の企画2019」第一回目の時間に出来る、一生忘れられない経験を企画してください。そして、その企画に至るまでの思考回路を、企画書にまとめて提出してください。


1つ目の課題、「伝わる自己紹介」の話を。


「自分を伝えるのでなく、伝わるように自分らしさを届ける。」


まず、自分を作る沢山の要素の中で今回特に伝えたいことは、、

①サプライズ好き ②手紙も好き ③真面目で ④まだ未熟です

だった。


この「未熟です」を伝えようと思ったのは、私の「言葉の企画」に対するスタンスを知ってもらいたかったから。


「言葉の企画」の受講は、私にとって背伸びだった。


阿部さんの講座。

企画生はきっと、コピーライター、プランナー、ライター・・・etc.

とにかく、私より優秀な人が沢山集まるはず。


「私はきっと皆さんより優秀じゃない。」


でも隠さないで、見栄を張らないで、そんな弱みもさらけ出そう。

背伸びして頑張る姿を見守ってもらいたい、と思った。


だから、

未熟さが"伝わる"ように、作り込まず平凡に、ありのままで作ろう。

そして、

サプライズ好きが “伝わる”ように、予想から外れる方法でまとめよう。

と思った。


そこで、「経験」に立ち戻った。

そもそも私の経験してきた「“伝わった”伝えられ方」って、、?

・・・「手紙」だ!



突然ですが、「手紙だ!」を説明するため私の宝物の話をします!笑

私の宝物は、大切な人。私の側にいてくれる家族、友人など大切な人たち。

そんな人たちとの思い出。自分のこれまでの人生。

そして、過去にもらった、家族一人一人からの手紙。


私の育ってきた家庭には、記念日毎に手紙を書く文化があった。


誕生日は毎年。加えて、入学、卒業、クリスマス、引っ越し・・・

(初めて女の子の日が来た日まで…(超小声)(笑))


これらの記念にもらう、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、妹からの手紙が、本当に何度読んでも泣けてしまうくらいリアルに、愛が伝わるのだ。


言葉だけでなく、それぞれ特有の文字、筆圧、行間、便箋の趣味、これらからも、想いがビジビシと伝わってくる。


だから私は想いを伝えるなら、「手紙」か「スキンシップ」が良いと考えていた。


という思考により、自己紹介は手書きの手紙にした。


近くの東急ハンズに行って、華やかさもない、ただ平凡さを感じる便箋を選び、想いを込めて伝えたいことを綴り、スキャンしてスライドへ貼る。


外見も、言葉と同じほど人柄が“伝わる”と思う。

だから、顔写真も添えておく。

以上。


黒と白以外使わず、ちょっとサプライズで、未熟さもあり、それにより私らしさが伝わると思うスライドを作った。



これが有り難いことに阿部さんからgoodと、71名の企画生のうち6名から「伝わった選手権」で票を頂いた。

自分の企みが少し成功した気がして、すごく嬉しかった。

(本当にありがとうございました!)


さらに、当日の講座前後に直接阿部さんや企画生にご挨拶をすると、「手紙の人ですよね!」というお声を何度も頂けて、

当日阿部さんから教わった「伝わるとは、思い出せること」を体感できた気がして感動した。


ただ同時に、阿部さんから教わった、

・強弱をつけた方がいい

・Less is more(少ない方が豊かである)→ シンプルが伝わりやすい

は今後の課題となった。


次に、「言葉の企画2019」第一回目の時間に出来る、一生忘れられない経験を企画のお話。


私が経験してきた、一生忘れられない経験とは、、、

その後の人生に影響するほどの変化、大きな気付きや出来事に出会った経験だった。


講座の時間に実現可能な人生に影響するほどの変化・・・

企画生が求めてる変化って何だ。


新しい自分じゃないか?


きっとみんな、成長したくて、変わりたくて、受講しているはず。


ということで、新しい自分(人)になる時間にしよう!

と考えて出した企画が

新しい人に成るための儀式。

「成新人式」(大人に移り変わる「成人式」にかけていった。)


言葉を使ってこれまでの自分に表彰状を書いて贈り、新しい自分はどう新しくなった自分で、どう生きていくのか、みんなの前で宣言するという企画。


企画書は5枚構成なんだけど、初めの2枚が要らなかったことに、阿部さんからご指摘を受けて気付いた。


そして、気付いたことはそれだけではない。

私は、常識や定型から離れていなくて、当てはめていこうとしていた。


企画書の構成や、みんなの求めている体験、、当てはめていこうとしていた。


これまで作ってきた企画書など資料の構成は、これまで見てきた資料を真似て当てはめてきたもの。

考えた企画は、対象者の情報を元に、うまく当てはめようと作っていた。


正しさを意識し、楽しさを忘れていた。


ちなみに、ほぼ日の糸井重里さんはこのお題に対して、

「外に行って百円をどこかに捨ててくる」と仰ったらしい。


常識に従って当てはめる企画ではなく、非常識に従って創り出す企画をしよう、と思った。

それがきっと沢山の感動を生み出すはず。



そして最後に、このnoteのタイトルの意味について

回収が最後の最後で申し訳ないですが・・・


実は、講座開始の直後に阿部さんが企画生へと伝えてくださったのが、


「何者かになりたい」とよく聞くけれど、あなたは何者かにはなれない。


でした。


「何者かになりたい。」


これは18歳、人生に本格的に悩み出した時からずっと心にあった言葉。

同時に、ずっと自分を苦しめていた言葉。



最近の私がなりたいと思っていた何者かは、

優秀な、愛のある空間のプロデューサーだった。



世に溢れている圧倒的に優秀なプロデューサーと比較した時、圧倒的に優秀じゃない自分がいた。

自己紹介の企画書を作る時も、他の企画生が私より優秀だと考えていた。

周りを意識していた。周りと比較していた。


そんな、周りと比較した上での「私は優秀じゃない。」という考えは、

自分が自分らしく生きるための妨げになっていた。



阿部さんが、続けて仰った。

「あなたは、あなたになる。」んです。


確かに、人は生まれてきた時点で、誰かの子どもであり、生きて生活をしているだけで何かしら世の中に影響を与えている。

「何者でもない人」なんて存在しない。


存在しない何者かでなく、いまここにいる自分を大切にしたい。



そして、受講を決めた時、私はこの講座を通して少しでも優秀な人間に成長したいと思っていた。


でも、阿部さんはこの講座の目的を

自分がもっと自分になる言葉を見つける。
自分らしさが世の中に届くように、「言葉」の力を身につける。

と仰っていた。


この講座の自分のゴールを、そしてこれからの人生を共にする為の価値観を、変えようと思う。



私はもっと、成江美里になる。

言葉の力を使って、自分らしく

この世の中に愛のある空間を創っていく。




(めちゃくちゃ長くなっちゃった、、、Less is moreなのに。。・・・頑張ろう。)

読んでくださった方、心からありがとうございました!!!涙


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