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やさしさとは、違いを受け止める力

Twitterで見かけたsoarの#やさしさってなんだろう キャンペーン、自分なりに考えてみた。

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やさしさとは、違いを受け止める力だと思う。
わたしたちは一人一人違っていて、どんなに気の合う人でも違うところはある。逆に、全然噛み合わない人だっている。価値観の違い一つ一つにうまく対応していくことは現実的に不可能で、もう違うことを受け止めるしかないと思うのだ。
そして、それは違う価値観、つまりは違う人を排除せず共存を選ぶという点でやさしさなのだと思う。

違う価値観を排除することは簡単だ。聞く耳を持たず、こちら側とあちら側の線引きをしていればいい。精神的な負担もなく楽かもしれないが、間違いなく埋めようのない溝ができるししこりが残る。

決して仲良くする必要はない。価値観が違う人とも親しく付き合わないといけないなんて思わないし、合わないなら合わないで、適切な距離を保てばいい。でも、その違いを認める必要はあると思う。お互いに違うことを知り、その上でお互い違う道を歩めばいいのだ。

そして、これは好きな相手に対しても大事なルール。人として好きだからこそ、違っている部分や理解できない部分を受け入れられないことはあると思う。そんなときこそ、受け止める力を発揮しないといけないのだ。どんなに近しい関係でも好きな相手でも、別の人間なのだから。
違いを受け止めるやさしさを兼ね備えていなければ、長く関係を続けることは難しい。近しい間柄であればあるほど葛藤はあるけれど、人としてのやさしさをいつまでも忘れずにいたい。

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書いていて気づいたのだけど、無意識に違いを受け止める「力」と言っていた。
他人を受け止めるには、受け止めても揺らがない軸と器が必要で、要は、強くないと誰かを受け止めることなんてできない。一個人として自分の足で立てるようになることが、人にやさしくあることの第一歩なのだろう。

まずは自分がやさしい人間であれるように。
日々一歩ずつ。

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