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何はともあれ片付けを

日常ってのは何の変哲もなく、往々にして地味だ。
だからこそ嘘のない本来の人となりを写すものでもある。

食事や睡眠、もっと言えばお風呂や身だしなみ、部屋の整理整頓。
心の余裕がないときは食事だって適当になるし、洗濯物は片付かず部屋は散らかっていく。
要は、心が荒れれば生活も荒れるし、心が整っていれば生活も整う。
逆に、生活の整い具合=心の健康のバロメーターになる。

じゃあ心が落ちるとこまで落ちたらどうしたらいいんですかって。
荒れた生活を続け、心の回復を待つんですかって。
いや違う。
先にすべきは生活を整えることからだ。

ベッドに突っ伏して起き上がる気力もない体に喝入れて、散らかったあれやこれやを整理して、掃除機かけて、水回り綺麗にして、不要なものとはお別れして。
淀んだ心の状態を表していたような部屋を、無理やりにでも綺麗にする。
そうして体を動かし綺麗な空気を取り入れると、自然と心も入れ替わっていく。
心の健康が取り戻されていく。

お洋服だってお化粧だって大事だけれど、それだけでは人として美しくなることは出来ない。
他人からは一見分からない日常生活を整えることで、内面からの活力が湧き、ほんのちょっとだけ未来が明るく楽しみに思えてくる。
そしてそれは、外見にも繋がってくる。

こんまりさんじゃないけど、片付けは偉大だな、と。
何にもやる気が起きないときこそ片付けを。
とにかく手動かして体動かして。
物理的にも精神的にも、いいことあると思う。

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