恋愛のメリット

 私は夜になると、寝る前なんか特に、何かを書きたくなる。

 それは決まって恋愛をしていない時期だ。

 恋愛をする上でメリットは何だろう。

 きっとこの答えは人の数ほどあるだろう。 

 自分磨きに力が入ること。毎日が輝いて嫌なことさえも半減してしまうこと。その人に会うために、一目見るためにすべてに全力になれること。

 人を好きになるたび、好きな人の効力の強さには頭が上がらない。

 そんな私がひとつだけメリットを挙げるとすれば、寝る寸前まで考えることがあるである。

 は?と思われるだろうか。でもこれが私にとっては本当に重要なことなんです。

 私は恋をするとまじその人に全集中タイプ。恋をした日からその人が中心に世界が回る。隙間を見つけてはその人のことを考えてるし、次すれ違ったらなんて声をかけようか、どうやって会話が続けられるか、連絡先をいかに自然に交換するか…。

 恋をすると私の脳みそは普段の数千倍忙しくなる。

 寝る寸前にまで考え倒して夢の中で実践し、幸せな気持ちで目が覚める

 夢の続きが見たいから起きたくない日もあった。

 しかし、恋愛期間が終了してしまったらどうだ。

 一気に寝る寸前に空白ができる。

 無の時間だ。今まで幸せにあふれていたのに。

 恋を知らないときに、あの人を好きになる前の自分に激しく戻りたいと思う。だが、残念なことに昔の自分は今の自分になってしまった。

 二度と戻れないだろう。あの人を好きになった代償は broken heart だけでなく suiminnbusoku もついてきた。

本当に恋愛は厄介だと思う。

でも、それでも私はまた誰かを好きになるだろう。

そろそろ寝なきゃな、空白を乗り切れますように。

 

 

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