見出し画像

雨あがりの夕暮れどき          ~Kinky Bootsを観る~

 ゴールデンウィーク二日目。昨日はちょっと気落ちすることがあり、そのことを少々引きずっている今日。昨日の分も合わせて洗濯機を二回まわして。さてと。本を読まないと…だけど…う~mmm。このまま家で過ごすのはもったいない。さて…

 そうだ!kinky Bootsの再上映があって、今日はそのラスト!!を思い出した。!!!行かなきゃ、後で絶対後悔する。 思い立って出かける。上映30分前にその映画館に到着。日向ぼこをしながら待ち時間をやり過ごす。

 わたしは映画はだいたいひとりで観る。特にこの映画のように集中したいときや自分の絶対見ておきたい映画の時は、必ず一人で観に行く。    わたしの映画鑑賞はどこか自分の感覚を確かめるようなところがある。わたしはこの映画のストーリーに付いて行けるか? 楽しめるか? この映画を理解できるか? どこか映画を観ることで自分の感覚や感性を確認しているようなところがある。なのでおのずとジャンルは決まってくる。ホラーやサスペンスは苦手である。しかし、特に海外の映画はどのジャンルであっても、その舞台になる町や現在の社会の有り様を確実に反映していて、奥が深い。と感じている。それがまた面白い。

Kinky Boots!! サイコー!!!

 久しぶりにノリノリの映画を観た。ミュージカルの舞台の録画(と言っていいのかな)である。あの劇場はどこだろうか?時々移される客席の感じが、歌舞伎座くらいの広さに感じた。なので観客との一体感がとてもいい感じ!ストーリーは解りやすくて、チャーリーの恋愛との絡みもちょうどいい感じ。脇役の方々も個性が際立っていて愉しい!

 シンディ・ローパーはわたしが二十歳の頃、友人が聞いていて初めて知った。その時からわたしのアイドルである。その彼女の楽曲はどれもこのミュージカルにマッチしていて素晴らしかった。              ドラァグクィーンたちのルックスにダンスもサイコーにカッコよかった💛

 そのような舞台の流れの中で印象的だったのはドンとローラが対決した時のローラからの罰ゲーム。「ありのままをうけとめること」。これって難しい!でも素晴らしい罰ゲームだ。                   もうひとつ。チャーリーとローラが自身の父への想いとむすことしての自分を語るシーン。このような吐露は男性の間でよくあるのかしら?

 これは最近知ったことだけれど。DVの加害者プログラムの中で「自分はどのような家庭で育ったか?親のことをどのように感じていたか?」等を語ることがあるそうな。このシーンはそれに似たようなシーンのような。          女性は特にそのような話をする場面が生活の中に多くあるように思う。女性は社会的に生きにくさを抱えている。しかし男性も然り。男性はこのように話すことは少ないのではないだろうか。それは男性の生きにくさにつながっているように思う。男性も自分の生きにくさを語ることがあってもいいのではないだろうか。

 そのような親子関係や人生の試練を力強く応援してくれる舞台であり、その映画でした。

このような映画に巡り合えたことに感謝。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?