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真の伸び代と偽の伸び代

第8回Raise Your Flagでは、私とまなみでペアを組んでファシリテーターを務めることに。
用意したワークショップは「アラビアンナイト」。コーディネーターのお2人からのフィードバックは「今まで見てきた中で一番伸び代があるワークショップだった。」とのこと。勉強途中の私たちのワークショップを客観的にみると、完璧までの道のりは「伸び代」とまとめられる。
しかし、その道のりの中でも経験や知識不足から生まれる距離と準備やアウトプット不足から生まれる距離の2種類に分けられる気がする。前者は真の伸び代であり、後者は偽の伸び代。偽の伸び代は準備次第でいくらでも縮められる。 

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1. ワークショップ内容

伝えたかったのは、言葉とその使い方の大切さ。そこで、ジャスチャーゲームを通して、言葉を使うことができない不便さを実感してもらった。その後に、たとえ言葉が使えても表現方法次第で伝わり方も変わる、ということについても考えてもらった。

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今回の挑戦はこの3つ
・楽しいワークショップにすること
・世界観を作り出すこと
・臨機応変にファシリテートすること

2. 挑戦①:楽しいワークショップにする!

2人で相談した時、一番に出てきたアイデア。2人とも体を動かせるような、参加していてワクワクするようなワークショップを理想にしていた。

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準備段階で初めて知ったのは「ゲーミフィケーション」という方法で、ゲームとは関係ないものをゲーム化すること。楽しいワークショップにするための方法として適していることをコーディネーターの方から教わり、導入してみることに。

ゲーミフィケーションに必要な4つの要素
→どのように適応したか

・明確な目標
→言葉の大切さを実感してもらう
・課題とその報酬
→ジェスチャーゲームと点数獲得
・可視化できる現状
→今回は3問だけということもあり、可視化は割愛
・ユーザー間の交流
→チーム対抗にし、チーム内での作戦会議時間を設けた

フィードバックの時、楽しかったという声をたくさん聞き、一番の私たちの目的は達成できたようで嬉しかった。

3. 挑戦②:世界観を作り出す!

ワークショップの大枠が決まったときに、いきなりジェスチャーゲームをしてもらうより、ストーリー性を加えて自然な流れにしたいと思った。
そこで世界観のようなものを作り出すことに。コーディネーターのもっぴーがディズニー好きということから考えて、思いついたテーマがアラジン。

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世界観を作り出すためにできると思ったことは全部実践してみた。スライドの背景をアラビアンナイト風にしたり、まなみはジーニーに、私はジャスミンになりきったり、BGMとしてアラジンの曲を流したり。
まなみも私も演技などをするタイプじゃなくて、不安もたくさんあったけど、挑戦してよかった。純粋に楽しかった!


4. 挑戦③:臨機応変に!

ジェスチャーゲームが予想以上に難しかったり、時間が押してしまったり。
前回は、テンパるだけだったことを反省して今回は何事にも柔軟に対応すると決めていた。だから、急遽ゲームのヒントを考えたり、いくつかステップを飛ばしたりして前回よりは臨機応変に進行できたはず。
しかし、予想外の私の進行にまなみを振り回すことになってしまった。(まなみごめんね🙏)フェーズごとに、どちらが残り時間やその場の状況を考慮しその後の進行の主導権を持つのか、あらかじめ決めておくと良かったみたい。

5. 実践して気づいたこと

一言でまとめるとシミュレーション不足
細かく分けると
・役割分担を間違えた。
・ZOOMの操作に不慣れで、不要な間が多かった。
・余裕がなく、ジャスミンになりきれなかった。

例えば、ゲームの際の役割分担は私が進行、まなみはチャット送信。しかしいざ実践するとまなみがチャット送信を完了しているか確認する時間が必要だった。必ずしも2人のタスク数が同じである必要はない。ゲームの一連の流れをシミュレーションしていたら気づいてたはず。

特に画面共有が難しい。全画面表示を停止するとパワポのプレゼンテーションも止まる。画面共有中は参加者を一覧できないし、BGMは画面共有開始前に流すべき。流れとタスクは決まっているのだから、一つ一つの手順を丁寧に確認すべきだった。

進行とZOOMの操作でワークショップ中はてんやわんや。途中自分がジャスミンだったことなんてすっかり忘れてしまった。落ち着きを手に入れるためにもシミュレーションは大事ってこと。

6. なぜシミュレーション不足だったのか

「準備不足」で片付けたらまた同じ失敗をする気がする。サボったわけじゃないし、むしろ深夜まで電話したりして、使える時間全てを費やした。じゃあなぜ十分なシミュレーションができなかったのか。考えられる理由は3つ。

・経験不足によるスピードのなさ
・決断力不足によるスピードのなさ
・細かいシミュレーションの軽視

時間をかけたのに時間が足りなかった。そもそも経験があまりなく、アイデアが出てこない。コーディネーターのまおくんには他のワークショップを参考にした持ちネタがたくさんあった。
そして、理想と制限時間等の何らかの制約との衝突は必ず発生する。妥協点を見つけ、素早く決断することも大事そう。
時間がなかったこともあり、細かいシミュレーションはとことん省いた。丁寧な手順の確認の必要性に気付いていなかった。

7. 真の伸び代と偽の伸び代

真の伸び代(初めて学んだこと):
      ・フェーズごとの主導権決めの必要性
      ・丁寧なシミュレーションの必要性
      ・スピード感に対する意識、計画性
      ・参考になる持ちネタの少なさ

偽の伸び代(できたはずのこと):
       丁寧なシミュレーションを通し、・ZOOM機能に慣れる
                      ・的確な役割分担をする
           

✔︎Next Action

・経験不足を補うため積極的にワークショップ等に参加(交換留学をするなど)
・準備段階のスピードを上げ、丁寧なシミュレーションにより偽の伸び代をなくす。




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