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【1分で】#16 Daily US Business Update|Targetはホリデーシーズンで勝負に出る|2023/11/14

こんばんは!ビジネスライターのmisamisaです。

毎週月〜金曜日にピックアップした、アメリカ国内のニュースをお届けします🍊

では第16回、2023/11/14です!


①ChatGPTで記事要約

ターゲットは競合他社の影響や商品の過剰在庫により売上が低下しています。
価格調整や食品・必需品の強調を試みましたが、LGBTQプライド商品の販売で収益損失が生じ、株価は60%減少。
競合他社に比べて訪問頻度や支出が低く、現在の四半期でも売上減少が予測されています。

Targetはホリデーシーズンで勝負に出る

②misamisaによるまとめ

米国の人口の約75%の、半径 16 マイル(約25キロ)以内に店舗がある、ディスカウントスーパーTarget(以下同社)。同社の株価は、過去2年間で約60%減少しました。

苦境に立つ理由は、消費者の購買トレンドの移り変わりです。
同社は売上のほとんどをクッション、小型家具、衣類などの非食品/自由裁量品から得ています。それに対し、近年消費者は食品・サービス・体験などへの支出へシフトしています。
その結果、WalmartやAmazon.comなどの安価な食品と迅速な配達を提供し、より多くの買い物客を獲得する大手競合企業が好調です。
消費者調査会社Numeratorのデータによると、昨年9月からの1年間、消費者がWalmartに足を運んだ頻度は同社の3倍近く、1世帯当たり約65回(同社は約23回)でした。

同社にとって、これからやって来るホリデーシーズンは頼みの綱です。
消費者は同社が販売する、手頃な価格の便利な商品を求めることが期待されます。
同社の広報担当者によると、同社の最近の業績から「買い物客の来店数の増加、デジタル事業の拡大、広告事業の急成長」などが見込まれるそうです。

パンデミックの初期に、オンラインで購入後2時間以内に店舗の駐車場で商品を受け取ることができるサービスなどを提供し、好調だった同社。
その後はプライド月間での失敗や、倉庫・サプライチェーン・従業員構造の能力の逼迫など、予期せぬ打撃を受けました。
この経験を経て、一部のアナリストは「同社の状況は今後数カ月で改善する可能性がある」と述べています。また昨年の年末商戦は横ばいだったことから、今年の売上は好調になる可能性があるとのことです。

米国で学生生活を送っていた頃は、Targetはアミューズメントパークの様な存在でした。手頃な価格なのに、店内はデパートの様な雰囲気がある。陳列されているものもデザイナーが手がけたオリジナル商品が多く、オシャレで興味を惹く。
けれどWalmartなどが販売している食品など、必要不可欠なものがメイン商品ではなかったです。
なので「一通りブラウジングしてカートに入れて歩き回って、また元に戻す」お客さんも多いんですよね。とはいえ、新学期は筆記用具やベッドシーツなど生活必需品を用意するのに欠かせないお店でした。個人的な思い出が残っているので、業績が回復することを願います。

③編集後記

すっかり寒くなりましたね。
地元青森では初雪が降ったみたいです。年末年始は、そんな地元に来客を連れて行きます。
暮らしていた当時は体験しなかった、八甲田の樹氷ウォーキングやストーブ列車乗車など、アクティビティ盛りだくさんで過ごす予定です。ここから年末にかけて、街を歩くだけでイベントごとが沢山ですね。楽しみな気持ちを活力にしたいと思います!

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引用:
・The Wall Street Journal: "Target Tries to Find Its Mark After a Year of Misfires"


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