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【1分で】#3 Daily US Business Update|日本酒ブランド『八海山』は、教育戦略で知名度を加速させる|2023/10/25

みなさん、こんばんは!ビジネスライターのmisamisaです。

毎週月〜金曜日にピックアップした、アメリカ国内のニュースをお届けします🍊

では第3回、2023/10/25です!


日本酒ブランド『八海山』は、教育戦略で知名度を加速させる

八海山酒造とブルックリン蔵は、パートナーシップを通じて、日本酒を世界的な飲み物にする取り組みを進めています。金曜日に、新しいタップルームと拡張醸造所をニューヨークで開設し、生産量を10倍に増やします。この拡張施設では、カリフォルニアとアーカンソーの米と地元の水を使用して日本酒を製造します。さらに、酒スタディセンターを設立し、日本酒の教育も提供します。
八海山は技術的なサポートを提供し、日本酒の普及を支援しています。

Chat GPT要約

まとめ

ニューヨークで新潟県の日本酒メーカー「八海山酒造」と、地元の日本酒醸造所「ブルックリン蔵」がパートナーシップを組み、新しいタップルームと拡大した醸造所をオープンしました。両社は2021年に資本提携を結び、これらの取り組みは「日本酒を世界的な飲み物にする準備の一環」だと話します。

今年の11月中旬に運用開始予定の拡大した醸造では、生産量を10倍に増やすことが可能だそう。ここではカリフォルニア州とアーカンソー州からのお米と、ニューヨーク州北部から組み上げられたブルックリン地域の水を使用して日本酒を生産します。現時点では「ブルックリン蔵」ブランドの日本酒のみがこの場所で製造されています。八海山の社長、南雲二郎氏は「世界のアルコール市場で日本酒が一般的な存在になるためには、地元の人が地元の材料を使って造ることが重要」だと語ります。

また、ブルックリン蔵の共同創設者兼 CEO のブライアン・ポーレン氏は日本酒を世界的な飲み物にする鍵は「教育」であると主張し、「生産能力だけでなくより多くの人々を教育するためのツールにも投資している」と語りました。
タップルームには「Sake Study Center」も併設されており、1時間の入門コース (1人あたり75ドル) では日本酒の作り方の学習やティスティングが可能です。
既に12月にはプロレベルの日本酒サーバー認定講座の開講も予定されています。

南雲氏が語った様に、海外進出での成功の鍵は「現地にローカライズ出来るかどうか」だと感じます。
ニューヨークで明太子を販売する際に、スパイシーキャビアと名前を変えたことで爆発的に売れた事例をご存知でしょうか?
記事内の写真ではお酒をワイングラスに注ぐ様子が見られます。これも日本酒に馴染みの無い現地の人を取り込むローカライゼーションの一環なのではないでしょうか。

編集後記

昨日丁度ニュースで「酒ガチャ!」という商品が紹介されていました。
インターネット通販専門の酒屋クランドさんで販売されているこの商品。お酒がランダムで届き、一番売れているのは1万1,000円で4本のセットだそうです。中には10万円のお酒が含まれていることもあり「何が出るか分からない」楽しみが年間10万セット以上を販売するヒットに繋がっているそう。
購入者の約6割が20代、全ての商品を自社で製造しているこの会社。ラムレーズンアイスやチョコレートなどの変わり種商品も、お酒に対する固定概念がないZ世代には受け入れられているそう。個人的にピスタチオのお酒が気になったので、今度飲んでみようと思います!

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引用:
・Nikkei Asia: "Japanese sake brewer Hakkaisan opens New York taproom with partner"


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