マガジンのカバー画像

M&Aアドバイザーのつぶやき

48
M&Aアドバイザーとしての日々の気づきを徒然に書きます
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

イソップ寓話とM&A|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 私が尊敬するM&Aの大先輩の記事で、面白いものを見つけたのでシェアしたいと思います。 いつも案件相談やアドバイスなどをくれる、齋藤 由紀夫先輩の記事です! イソップ寓話とは、ブラックファンタジーというか、生死をかけた残酷な状況で人間の本質を痛感させられるような話が多いのですが、M&Aもまったく同じような世界なので、重なる教訓が多いのです。 いくつか紹介しますので読んでみてくださいね。 この「欲」は人間に付き物ですが、買手候補である相手

イソップ寓話とM&A - その2|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 今日は昨日も記事にした「イソップ寓話」とM&Aにおける教訓の話です。 上記リンクは、いつも案件相談やアドバイスなどをくれる、齋藤 由紀夫先輩の記事です!以下、記事の引用します。 これに似たギリシャ神話?を聞いたことがあります。 3人の兄弟がいて、神様から「1タラント」のお金をもらいました。長男は商売を成功させ、次男は使って無くしてしまい、三男は大事に1タラントをとっておきました。 神様は三男に「1タラントを大事に持っているだけではダメ

成約案件と、ヴィーガンバーガー|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 週末、表参道の美容院に行ったのですが、そのついでに立ち寄ったのは、Waybuck Burger表参道店でした。 バーガー屋さんですが、席も広々していて、Wifiや電源も完備されていて、仕事しながらちょっとゆったりもしやすい。 そして、植物性のお肉を使ったネクストバーガーなるものがあり、私は大抵それを頼みます。 実は、このバーガー屋さんは、私が携わったM&A案件と関わりがあるんです! この

クロージングと補助金とPMI|1月振り返り|M&Aアドバイザーつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 2023年も明けたと思ったら、もうすぐ1カ月が終わります。 早い!! まだ終わっていないけど、1月の振り返りをしたいと思います。 なんか気持ちが落ち着かない、怒涛の1カ月だったなぁ。。。 クロージング今週、1件クロージングすることができました。 それだけで今月は輝いても良いくらいに一瞬思うのですが、この案件は2023年の10月くらいにはクロージングしたかった案件。「なんとか年内に」と思いつつも叶わず、年を超えてしまいました。 最終

「のれん」と聞いたら|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。 本日はnoteからお題をピックアップしてみました。 #業界あるある です!! 私はM&Aのアドバイザーの仕事をしています。 M&Aというのは一般的に企業の買収や売却を扱うことですが、この領域というのはビジネスの世界でも秘密裏に行われることが多いので、非常に閉鎖された世界です。 そのプロセスも独特で、別にお作法が法律で定められているわけでもないけれど通例として辿る一般的な手法があったりします。 当然、この世界ででてくるワード

M&A仲介業者へのフィーが高い理由/後編|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 今回はM&A仲介業者への報酬が高い理由の後編です。 前回の記事で、M&A業者への報酬が高いのは「経営者にとっての1番の悩み事を解決できるからである」ということを説明しました。金額というのは「解決できる課題の大きさ」によって左右されるということを元プロ野球選手の高森勇旗さんの記事から解説させていただきました。 ですが、「M&A業者へ報酬は高くて然るべき」というのは私が伝えたい本題ではありません

M&A仲介業者へのフィーが高い理由/前編|M&Aアドバイザーのつぶやき

こんにちは。かきもとみさです。私はM&Aアドバイザーの仕事をしています。 「事業承継」「後継者不足」「M&A」という言葉を新聞では見ない日はないくらいにある種のブームとなりつつある昨今。 「M&A仲介業者」への非難やアンチというのもよく聞こえてきます。 言葉の意味の補足をしますと、FA(ファイナンシャルアドバイザー)というのが、売り手側もしくは買手側どちらか一方の交渉代理人として稼働するのに対し、「仲介者」というのは、両側と契約をし、両方からフィーをもらうケースが