回遊魚の人生
朝起きるとすぐに夜になる。
おやすみの月曜日ゆっくり過ごそうと思ってもなんだかんだとすぐに一日が過ぎてしまいしゅんとする。週末がすぐにやってくる。
それを繰り返していると1ヶ月はあっという間だ。1年も。
年末年始少しまとめて休む。
すると1月はとても忙しい。稼働日が減っても仕事量は減らないので当然のこと。なんとか馬力で乗り切っても2月は容赦がない。
28日しかない。31日の月に比べて3日も少ないのに、年中行事確定申告がやってくる。
3月初旬にかけて確定申告を終わらせるともう年度始まりだ。
教室を経営しているので新年度に向けてのメニュー決めやクラス調整、新規会員さんの募集など、この時期独特の仕事が増える。そしてゴールデンウィークに年行事の周年祭をやるので3月後半から一気に忙しくなる。4月は新年度で新入会や進級でクラスが新鮮になると同時に、みんなが慣れるまでの数カ月はレッスンが大変。
そんなこんなでほんとに1年があっという間に過ぎていく。
(自分はなんのために生きているのか)なんて考えてみることもあるけど、そんなことよりやらなくてはいけないことがせまっている。
疲れ果てても寝て起きると回復する。ありがたい。
でも、いくつぐらいになったら回復しなくなるんだろうか。
前回登場したいなちゃん(92歳)に聞いてみたことがある。
「疲れたなんて考えてる暇もなかったわ。朝が来たら起きなきゃ!ってやってたから」
そうなんだ。ご主人の介護、壮絶だったんだ。
疲れたなんて言ってるのは、余裕があるってことなのだと知る。
仕事があって健康で。ありがたいとは思うけど、もう少しゆったりと過ごせないものかしらね。
そういえば昔占い師さんに言われたんんだ。
「あなたは動いてないと死んじゃう人だから。一生忙しいわよ」
のんびり暮らしは今生はないらしい。
今日も働きます。
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