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【タイ旅行】チャーン島の旅

世界中の旅行者に人気のタイの人気旅行先といえばプーケットである。
ド定番・プーケットはタイで1番大きな島として有名だが、2番目に大きいチャーン島はそれほど有名ではない気がする。
かく言う私も今回タイに再び住んで初めてチャーン島を認識し、シラチャから陸路で行けるのなら行ってみようという話になった。

チャーン島はタイの東部、カンボジア国境に接するトラート県に属する。
どれほどの頻度で船が出ているのかも、港までどれくらい時間がかかるのかも良く分からなかったため、自宅を6時に出発。道は割と空いていて、シラチャから車で4時間程で到着した。近いようで中々に遠く腰に来る。
乗り場には車が行列をなしており、車ごとチャーン島へ行く人がほとんどらしい。人のみの場合は大人ひとり80バーツとなる。
2人分160バーツを払い、ペラペラのレシート的なものを受け取る。
船がいつ来るかよく分からなかったので、とりあえず待合スペース的なところで適当に待っていると、予想より大型の船がやってきた。

1階に車が乗り込み人間は2・3階に上がる

続々と乗り込む車に轢かれないようにヒョイヒョイと端っこから乗り込み上階へ上がる。船内は広く、窓も開いているので風が心地よい。
最後の車が乗るやいなや出航し、ゆっくりと対岸に見えている島を目指す。
30分程でチャーン島に到着し、ソンテウで宿へ向かう。
が、ほとんどの人がマイカーで来ているため、定員10名に中々達しない。
我々含めた5人から増えず、これは次の船の到着を待たねばならないのか…と絶望しかけたところ、1人倍額の120バーツで発車してくれることになった。
貸し切りソンテウにした場合600バーツかかるところなので、柔軟な運ちゃんと同乗客に感謝である。

行き先ごとに値段が決まっている明朗会計で旅行者も安心

チャーン島はアップダウンが激しく旅行者が交通事故を起こしたりするから注意が必要だとネットに書いてあったが、確かにソンテウに乗っていても若干の恐怖を感じる。かなりハードな山道を上に下にブンブン飛ばすので、荷物と自分が転がり落ちないようにしっかり掴まっておく。
ずっとこの調子なのか…と思っていたら、港から10分程走ったところで平坦な広い道路が出現し、町的な景色が現れた。
どうやら最初の参入障壁が険しいらしい。防衛力が高い島である。

両側に宿や店が並ぶ通りをしばらく走ると緑の多い通りに変わり、しばらく行くとまた店が出現し…という景色の移り変わりを楽しんでいると、目の前の原っぱにゾウ的なものを発見した。
いや、こんなあっさりとゾウがいるはずがない。きっとゾウの像だろうと隣の主人に話かけると「いや、動いてるよ」。あ…鼻が動いている、本物だ。
チャーンとはゾウという意味だが、本当に野生のゾウがいるのか。
今年始まって3か月間のうちに2度も野生のゾウが見れるなんて物凄く縁起が良い。タイでは普通にいつものかもしれないが、物凄く縁起が良いということにしておこう。

その後再び行ってみると、やはりゾウは普通にいた。

そんなこんなで飽きることなく30分程走り、無事宿泊するThe Dewa Koh Changに到着した。

1歩踏み入れると、別世界が広がっていた

リゾートという言葉にぴったりな半屋外のロビーと敷地内に広がる緑。
建物の周りに木を植えているというより、木々の間に建物があるといった様子だ。
今回は宿重視の旅ということで、少し奮発してヴィラタイプの部屋に泊まることにした。藁のような屋根とコンクリートの壁で作られた2階建てが木々に囲まれている。我々の部屋は1階部分ということで入ってみると室内は回廊方式になっており、左側に別途ルーム、右側にトイレ・洗面・バスタブ・シャワーが集まっている。バルコニーも完備。
このデザインを考えた建築家おしゃれすぎるだろうと感心してしまう。

敷地内どこにも緑が溢れていて心身ともに癒される
部屋前の池はお世辞にも綺麗とは言えなかった

何故かチャーン島にはトゥクトゥクやバイタク、流しのソンテウが見当たらず、歩いて行ける範囲では閉まっている店が多かったため、夕方からホテル前のビーチでのんびりと過ごすことにした。狙いは15時から21時までという超ロングタイムのHappy Hour、1杯頼んで1杯タダの酒である。

ビーチで飲みながら海の向こうに沈む夕日を眺める

日が沈む頃には人が増え、ビーチ席が埋まっていく。土曜日はディナービュッフェの日なようで料理が並び、生歌バンドも登場。食べてみようかと思ったが1人800バーツ(酒別)ということで元は取れないと判断し、アラカルトを頼むことに。ピザ・サラダ・ヤムウンセン(春雨サラダ)という良く分からない泰洋折衷なオーダーをしたものの、どれも美味しくビールも飲んで1200バーツほど。年を取ってからは食べ放題は控えるに越したことはない。
恐らくビュッフェ客のためのファイヤーショーも見ることができて、なんとも満足な宿泊となった。

普段はLeo派だが、旅先ではシンハー
見るのは良いが、絶対自分ではやりたくない火の使い手

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