見出し画像

雑誌「&Premium」の企画でカレンダーをデザインしました。

こんにちは。グラフィックデザイナーとして、普段のデザインの仕事を書籍で紹介して頂く機会はたまにあるのですが、今回は大好きな雑誌に掲載して頂いたのでnoteでご紹介します。

画像10

インテリアスタイリストの黒田美津子さん(Laboratoryy)のお誘いで、雑誌「&Premium」の連載「&UPCYCLING」に参加させて頂きました。

画像9

黒田さんが長い間持っていた古いものを、アップサイクルで価値ある宝物にしようという企画。今回は黒田さんが海外の道端で集めた小石を写真家の本多康司さんが撮影し、僕がカレンダーをデザインしました。

「someday, somewhere」というタイトルです。

画像3

2月分の暦と写真が載ったカードを6枚束ねて、クリップで留めただけのシンプルな作り。表紙は石をイメージしたざらざらとしたテクスチャーの紙を選びました。

画像5

画像4

画像7

画像6

カレンダーの表面は、写真の印象を活かした静かなレイアウトに。写真の配置を中央から少しだけずらし、文字のパートと対角線上に配置することで、少しだけアクセントを加えています。

画像10

裏面には小石を拾った場所と年、ミシン目が記載され、使い終わった後はポストカードとして飾ったり送ったりできるという、最後まで楽しめる工夫は黒田さんによるもの。

表面のレイアウトは「カレンダー」「ポストカード」の両方の状態で綺麗に見えるよう、配置にこだわりました。

画像8

裏面には黒田さんと本多さん、僕のクレジット。

画像1

こうして完成したカレンダーは、黒田さんのスタイリングと本多さんによって撮影され、現在書店に並んでいる&Premiumの11月号の最後の方のページに掲載中です。ぜひ手にとって見られてください。

おまけ:うれしいプロフィールの話

本に掲載されるプロフィールって原稿を提出することが多いのですが、今回は編集部の三宅さんに書いて頂きました。

三迫太郎 / Taro Misako
福岡を拠点に活躍。WEBや広告、企画展のグラフィックデザインやディレクション、誌面デザインなどを手がける。静謐で奥行きのあるデザインが印象に残る。

「静謐で奥行きのあるデザイン」…!自分で自分の仕事のポリシーや定義付けが上手く出来ないので、こうして誰かに言葉にしてもらえるのはとても嬉しいです!

黒田さん、本田さん、三宅さん、ありがとうございました。