柚木沙弥郎のことば

いつからはじめたっていいんだよ。
僕だって物心がついたのは80歳になってからだんだから

そんな帯で始まるこの本。
先日柚木さんが101歳で亡くなられた。
私は民藝に興味はあるもののにわかファンくらいだし、柚木さんの存在も浜田こども美術館での展示で初めて知ったくらいなのだが、
わくわくしなきゃ始まらない
という言葉に心惹かれて浜田まで足を運び、美術館で柚木さんの作品に魅了されて現在に至る。この本は産後2か月のまだ本能的思考が優先されがちな時期にはちょうど良かった。

「何をやってもいいんだ。やるなら嬉しくなくちゃつまらない」自らの呪縛から解放された瞬間

そういう風景をみて、ものっていうのは楽しくなくちゃつまらないと悟ったんだ
(本より抜粋)

知識が乏しい分、文章の中に出てくる民藝の著明人やアートの専門用語など分からない部分もあったが、なんだか心が満たされた。

そして柚木さんの本にたくさん出てくる「直感」や「楽しさ」をという言葉。「直感」「楽しさ」が健康にも良い影響を及ぼすことは周知の事実だが科学的にどう効果があるのかもう少し調べてみたいなと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?