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彼氏と○○している感じで・・・はNG

男性が女性モデルにポーズ指示をするときに、「彼氏と向かい合ってお茶している感じで」とか、「彼氏とソファーでくつろいでいる感じで」のような、彼氏と一緒のシチュエーションを提案するのは避けたほうが無難です。

アイドル系のモデルの場合、自分の彼氏の有無を知られたくないので「彼氏なんていませんよ〜」と演じるのを避けることもあります。
職業柄、彼氏はいないほうがいいですもんね。

アイドル系じゃないモデルでも、自分が彼氏と一緒のシチュエーションを、たとえポーズや演技でも見せることを恥ずかしいと思ったり、プライベートな表情を写真に収められるような気がして、思いっきりポージングできないこともあります。

どんな言葉にも対応できるモデルもいますが、そうでない場合は、そのたった一言で関係性が崩れてしまうこともある、とてもデリケートな言葉なのです。

映画や舞台の監督が役者にそのような指示を出すのは普通ですが、趣味で写真を撮られているカメラマンが「彼氏と〜」系の言葉を使うと、モデルに誤解をされたり、警戒をされる可能性がぐんと上がります。

数年撮らせてもらっているモデルで、気心が知れてきたような方は別ですが、2〜3回撮影しただけのようなモデルには、安全策を取ったほうが後々の信頼構築に繋がります。

コミュニケーションを取って信頼関係があるからこそ、様々なシチュエーションを演じてもらえたり、キメ顔以外の表情をしてもらえます。

自分が言われたら嫌なことではなくて、プライベートに触れちゃっていないかを考えると、NGワードは見つかりやすいと思いますよ。

私のポートレート・ワークショップでは、元モデルとして撮られる側の気持ちを、撮影時にアテレコのようにみなさんにお教えしています。
モデルとコミュニケーションを撮るために必要なことを、モデル目線で知りたい方は、ぜひご参加ください。


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