ALTの先生からの留学提案は勘違い?

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さて、今回の話は前回のこの話からの続きになります。

高校からなぜ突然アメリカへ音楽留学?

大きな勘違い

次の日、学校に登校したらALTの先生が私にInterlochen Arts Academyというアメリカにある芸術高校のサマーキャンプ応募要項を私に差し出してくれました。先生も、英語もそこまでろくに喋れないし、いきなり私がアメリカに長期留学させる、ということは考えていなかったみたい。

まずは2か月ほどの短期夏季音楽祭に参加してみて気に入ったら、その学校に出願してみるのはどう?

といった考えだったらしいです。先生自身も子供の時に、インターロッケンのサマーキャンプ(毎年夏、世界中から2000人以上の芸術を学ぶ学生さんたちが来る大規模の音楽祭)に参加したことがあり、すごくいい経験だったので私にも強く勧めたいと。

あれ・・・

ってことは、あのコンサートの時に言ってくれたアメリカで音楽と英語を勉強するって長期留学の提案じゃなくて夏季合宿に参加する勧めだったの?

あら、恥ずかしい。英語もままならない私は、てっきり勘違いをしていたということになるのです。そして勘違いに気づいたものの、

”でもせっかくアメリカに行くのなら、短期で行くだけじゃつまらない!正式に芸術高校に入学して、長期留学をしたい!”

・・・と、

その思いを先生に言ったら、

”いきなり正式に受験して長期留学をしたいの?!”

と目をまんまるくして、びっくり。

大反対の家族

学校から帰宅するなり、早速家族会議が始まります。はじめは、もちろん大反対。もう、大、大、だーい反対!

”高校から行かなくても、大学から短期留学みたいな形はいっぱいある。”
”何しろ、我が家にはお金がないから合格したとしてもいけないよ。だから記念受験ならいいんじゃない?受かっても誉れだけになるけど・・・いいね?”

という話でした。

高すぎる授業料

そして、学校のパンフレットを読み進めていき、一番まず最初に目が行くところはお金。そう授業料。

な、な、なんと約500万円!

一瞬自分の目がおかしいのかと、疑いましたよ。全寮制の芸術高校ということで、授業料の他にも食費と生活費はすでに含まれており、合計500万円近くはざっとかかる。しかもこれ3年間の分じゃなくて、たった1年間の!!

一般家庭、5人兄弟のもとで育った私には、”そんなの無理だよ!”と言い放つ姿も無理はありません。そりゃ、そうです。無理な話は無理、かなりぶっ飛んでるアイディアだったことは確かです。(家族の中では、2番目の兄が私の意見をサポートしてくれてましたが)

アメリカの芸術高校に留学するというのは、私にとってほぼ不可能な選択肢だったのです。

日本とアメリカの高校を同時受験

でも私は、非常に頑固で家族にちょっとやそっと反対されたからといって、そう簡単には諦めません。ALTの先生から折角この機会を誘われたのだから・・・そして自分の実力を試してみたかったから・・・(それがどんな高校なのか、オーディションのための準備をどうすればいいいのか全く知らずに・・・笑)。

長期留学の提案は、私の単なる勘違いから始まったものですが、もう決心したことなので遅い。合格したとしても、実際に行けるかどうか保証無しということを承諾の上で、受験するという流れに。

記念受験だったら、誰にだってできる!

日本の高校とアメリカの芸術高校を同時受験するぞ!

と、

決めた頃にはもう中3の秋になっていました。


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