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ライブ配信「写真撮られてどうなった?」わたし編

こんにちは!misakiです。

Facebookにて、ライブ配信「写真撮られてどーなった?」という、配信番組を不定期に行っています。

普段は、私が撮影した方をゲストに呼んで、『写真を撮られてどうなったか』を話す番組。

でも、先日は、『私が』写真撮られてどうなったかというお話をしたのです。そのときに、ゲストに来ていただいたのが、いつも写真を撮ってくださる丸山嘉嗣さん。

その時の回は、なんと再生回数が1000回を超え、今も増え続けています!

この神回となった動画を、文字起こしして、まとめてくださったので、以下に記載しました♫初めて写真を撮られることを経験した当時のお写真も載せてみたので、よりイメージを膨らませながら楽しんでいただけたら嬉しいです!

丸山嘉嗣さんのご紹介
丸山嘉嗣さんことつぐさんは、主に人を撮ることをされているカメラマン。

今年で10周年を迎える。100人撮影などその方の魅力を引き出したりとか、人生の転機になったりするような写真を撮られている方である。

美沙紀さんがつぐさんを知った最初のきっかけ
2017年頭くらいに『名古屋のカメラマンの鬼頭望さん』のFacebook投稿で知った。元々望さんはとてもかわいらしい方だけど、投稿には望さん自身がとても魅力的に写っている写真があった。「これ撮ったの誰??」と思い調べたら、つぐさんだった。

つぐさんを知ったころの美沙紀さんは・・・
当時の美沙紀さんは、ベビー系の講師とカメラマン講師を1本に絞り切れていなかった。

女性を撮ってみたいと思っていたが、撮ったこともなければポージングも知らないから撮れないと思い込んでいた。やはり女性を撮りたい気持ちが強くなり、試しにお友達を撮ったところ、とても喜んでくれた。

「あ、私も女性を撮れるかもしれないし、もっと撮ってみたいな!」と思った。そのとき、また!また!素敵な写真が目に飛び込んできた、その写真をとったのがつぐさんだった。

つぐさんとの出会いへ
つぐさんから友達申請を承認してもらったときに「お友達になってくださってありがとうございます。いつか写真を撮ってくださいね」とメッセージを送った。つぐさんからの返信は「いつかじゃなくて今来てください」だった。美沙紀さんにとって衝撃的な返信だった。

一歩自分の中に入ってきて「今来てください」っていう人がいる!面白い!と思った瞬間だった。つぐさんが『今』という返信をした理由は、先延ばしにする理由がないと思ったからだそうだ。

初めての撮影体験に向けて
その返信を受けた美沙紀さんは、撮られに行こうと決意した。そのときつぐさんは200人撮影中だった。撮影場所の選択は、由比ヶ浜か宮島(広島)だった。

このときの美沙紀さんはMy条件があり、子供が保育園に行っている間に行って帰ってこられるかであった。宮島は旅行で行った経験があり行き方もわかり、ギリギリ帰ってこられる場所だった。なので、宮島を選択した。当時は撮影を遊びだと思っていたから、お母さんとは預けている時間内に帰ってこなければならないと思っていた。

つぐさん目線、撮影に来た私ってどうでした?
緊張してドキドキしていて、とても楽しそうだった。何かこれからをとても楽しみにしている感じがとても伝わってきた。

美沙紀さん目線、撮影に行ってみて「近い」って思った。近いと感じたのは距離感ではなく、心のフィルターに入ってくる感じが近くて怖かった。最初は怖いと思ったけれど、徐々に自分の鎧が外されている感覚に変化した。つぐさんの撮影は、『気づいたら懐にいた』という感想を被写体の方からよく受ける。

~『つぐさんすっげ!』と思った出来事①~
気遣いがすごい。通路を挟んで撮影していた時に、つぐさん自身は完全に私を主役として撮影してくれ、その空気感を作り出していた。その時に通行人が通った。つぐさんはその時、その空気感を保ったまま、通行人にさっと気づいて「どうぞ」って言った。その時に『すっげ!』と思ったのと同時に、心を開き始めることができた。

つぐさん目線・・・「右でファインダーを見て、左は周りを見なさい」っていうのを講座でも言っているから、それを体現したまま。被写体の方に気を遣ってもらいたくない。

~『つぐさんすっげ!』と思った出来事②~
寄り添い力がすごい。撮影中に美沙紀さん自身が変な貝を触ってしまった。その貝が臭かった。思わず「くっさー」と声に出してしまった。初めましての人に子供のように言ってしまった。バカなこと言っているから笑われると思ったら、つぐさんは一緒に笑っていた。その姿を見て美沙紀さんは、『この人ジャッジしないんだ』と思った。

つぐさん目線・・・フラットな『視点』『目線』『視野』で、相手がどういう風な人かを抜きにして、その人自身の個性を撮りたいと思って撮影している。

~『つぐさんすっげ!』と思った出来事③~
気遣いがすごい。浜辺の階段を下りていた時に、小っ恥ずかしかったけれどつぐさんがさっと手を差し出してくれた。撮影の時間は被写体の方が主役だから、楽しさや心地よさを感じてもらうことを最優先にしている方なのだとつぐさんの姿に感動を覚えた。

つぐさん目線・・・普段とは違う格好だからこそ逆の立場なら『どうしてくれたら嬉しいんだろう』を考えてのこと。別に断られてもそれはそれでいい。

撮影体験を終えて思ったこと
完全に撮影を楽しんでしまった。意外にもポージングを指示されなかったから、空気づくりや場づくりは必要だけど、セオリー的なことを知らなくても撮れるのだと学んだ。

つぐさんが『どういう風に女性を撮っているか』に興味を持って会いに行ったのもあったのだが、撮影を満喫し学び忘れたことに後から気づき『しまったー!』と思った。

つぐさんの初めましての撮影スタイル
コミュニケーションを深く取れていない状態で、ポージングを指定しても難しい。どうしようかなという不安な状況になるべくさせない。今、その瞬間を楽しんでもらう空気感を作り続けていく。美沙紀さんのような『楽しむ』に集中できた撮影は、最高の撮影ができたという証でもあった。

出来上がってきた写真を見て
撮ってもらった写真が素敵でとても嬉しかった。汗で前髪が張り付いて、バタバタできた
宮島で撮った写真には、とても素敵な自分が写っていた。

つぐさんがどう感じたか気になり聞いた。実はそれが後の『私の撮られてどうなったの』のきっかけになる言葉だった。
つぐさんから返ってきた言葉は、「かわいいけど、お母さん気が抜けないね」だった。

「かわいいけど、お母さん気が抜けないね」という言葉の意味
その言葉は、美沙紀さんにとって「かわいい」という肯定と「お母さん気が抜けない」と改善点両方をもらったように感じ、自分を奮い立たせてくれた。もし「かわいい」だけなら安心していただろうし、「お母さん気が抜けない」だけだったら傷ついていた。

つぐさんいわく、撮影体験は『好き勝手していいよ』という場である。それでも殻をかぶっている感じがした。つまり『お母さん像』が染み込んでいる表れを感じその返答に繋がった。

その言葉をきっかけに変化が始まったけど、何を大切にしたから変化できたのか??
つぐさんの見解。すべては撮影前から始まっていて、身なりのことから『自分ってどういう風にやっていきたいか』という内面のことまで考えているかどうかが大事。そして考えるだけにとどまらず、実際に動いてみて『うまくいかない』『なんか変わってきた』という経験を積み重ねること。そして撮影の時には「試行錯誤してみたの一回の答えとして、今の私はこれです」という姿が写る。

撮影の結果、自分や他人からのジャッジや評価がフィードバックとして見えてくる。そこがまた起点となって次への変化が生まれる。つまり美沙紀さん自身が撮影体験のスパイラルに入っていけたから変化したのではないか。撮影体験は未来を変える力があるので、つぐさん自身がそこに関わり伝えていきたいと思っている。

いいスパイラルに入るために必要なもの
素直さがまず大事。変わる人は人の言葉に素直に耳を傾け、できない理由(足かせ)をつけない。自分で作った足かせをとけるのも自分自身でしかない。撮る側の役割は被写体の方が自分に期待して可能性を信じて『いけんじゃね』って思えるサポートする。それは無茶な話ではないだろうと思っている。

美沙紀さんが思っていた決めつけ
東京でのつぐさんのレッスンを受けたいと思っていた。でも子供が小さいから行っていいかわからなかった。それをつぐさんに言ったところ「なんでダメなの?」と。「言ったらダメでしょう」と美沙紀さんが言ったら「だからそれがなんでダメなの?」と嗣さん。客観的に掘り下げたらなぜダメなのかわからなくなった。

そこでレッスンに行くと決めて、親に子供を預かってもらうために、口から心臓が飛び出しそうな気持ちになりながら、か細い声で「東京行きたいんです」と言ってみた。そうしたら親から「泊まり??」って返された。その返答に拍子抜けしてしまった。結局自分の中でブロックを作っていたのだと気づいた。

どうやったら自然な姿で撮られるか??
どうやってと考えている間は無理。呼吸と同じで、『どうやって呼吸しているのか』を説明しようとすると、すごく呼吸しづらくなる。意識すると自然さが出てこないから、意識することは意識しないこと。撮影するときは船に乗っている感覚になろう。乗ってしまったからには、自分で不安になり船をわざわざ揺らすのではなく、景色を楽しんだらいい。

ある意味降参すること。背伸びしたいなら普段からずっと背伸びしていたらいい。撮られる当日だけを何とかしようとするのではなく、日常を大事にすること。日常を大事にしていれば、いい写真がとれるとカメラマンさんを信頼すること。

どうやったら魅力的に魅せることができるか??
魅力的な姿とは「なんかいいな」「素敵だな」「頑張っているな」という姿が外にあふれ出すこと。撮影体験のときにそれを魅せることができたら、魅力的にみえる。例えば、甲子園。プロでもなければ、すごいプレーを見られるわけでもないけれど、全力で一生懸命で熱量が高い姿にみんなが感動する。『遊んでいる』『楽しんでいる』『開放的な状態でいる』という姿が魅力的に写ってしまう。

だからこそ撮影日だけ魅せようとするのではなく、普段から等身大の自分を磨いていくこと。その結果『その人の魅力』は外に自然と漏れ相手の心に触れ魅せる写真となる。


あの時から3年の月日が経って、私が一番変わったところは、「意識」だそうです。

確かに、これでいいではなく、これがいいをできるだけ選べるよう、自分の声に耳を傾けてきました。時には無視しちゃって涙しては、やっぱりこう思ってたと勇気を持って、言葉や行動にする。そんなことの繰り返しでした。

今もまだまだ進化中だけど、人生は一生、進化の過程で、その中で何をセレクトして自分の生き方を彩っていくのか、そんな「意識」のチョイスのバリエーションを広げていくのがこの3年の楽しみであり、私が変わってきた答えの一つでもあります。

ハリボテでなく、等身大の自分を煌めかせていくこと。いつからでもそれはできるということ。

撮影というものが教えてくれて、今日も私は楽しいです^^

writing akina hayakawa
epilogue prologue misaki kobori

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