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自己紹介 - 「できること」から「挑戦したい」トピックまで -

 2020年5月から、フリーランスになりました、編集者の立花実咲です。アイキャッチは、父のお腹の上でくつろぐ1歳のわたしです。

 最近、
「立花が得意な分野は何なのだ?」
「最近興味のあることは何なのだ?」
「どういう仕事なら一緒にできそうなのだ?」
……といった、ありがたい質問を立て続けに、いただきました。

 ぬるっとフリーランスになり、とてもとてもありがたいことに、仕事もいただけていたから、改めてnoteに書いていませんでした。

 けれど、気にかけてくださる方がいるし、できることはもちろん、やりたいことややろうとしていることを育てていくためにも、ちゃんと伝えておいたほうがよいなと思ったため、今更ながら自己紹介noteを書きます。

生まれた時から現在(2021年1月)まで

 1991年、静岡県生まれです。富士山の近くの病院で産まれました。両親と、2歳年下の弟が1人います。

 大学は東京で、日本文学を専攻していました。と言っても、作家や作品を研究するより、文化のほうに興味があったため、岡倉天心を軸に比較文化学の研究をしている教授のゼミで「インドを通して3人の作家が考察する日本文化論の変遷」といったタイトルで卒論を書きました。テーマが壮大すぎて、とっ散らかった論文になりました。卒業させてくれた教授に感謝です。

 文化学に興味があるのは、ものごころついた時から「ふつうとは何か」という問いが、ずっと根幹にあったから。

 大学3年生の時期に休学し、8ヶ月ほど、東欧〜西欧〜アフリカあたりを一人旅していました。一人旅のテーマも「異国の“ふつう”を体験する」でした。

 カウチサーフィンというWebサービスをフル活用して、いろいろな人の自宅に泊まり、日常を覗き見させてもらった、8ヶ月間。この時の経験は、今でもたからものです。

 文化に興味があるだけでなく、文章を書くことも、小さいころから日常的におこなっていました。

 初めてウェブサイトを作ったのは小学生のころ。ブログを開設して、不定期に日記をつけたり小説を公開したりしていました。

 大学生になってから、ちょっとずつアルバイトとして執筆を始め、めぐり会ったメンバーで「灯台もと暮らし」(通称:もとくら)という媒体を立ち上げました。わたしのキャリアのはじまりは、「もとくら」です。

 「これからの暮らしを考える」というテーマで、地域で地に足のついた暮らしを営んでいたり、自分の頭で考え手足を動かしながらチャレンジを重ねていたりする方々を、2年間、取材して回りました。

 すると「もとくら」を見た方からお声がけいただき、2017年は北海道下川町という人口3,000人弱の地域へ移住し、町の広報担当を3年間つとめました。

 地域おこし協力隊という制度を使って、下川へ移住し、あれこれ模索した3年間。

 任期が終わる2020年からは、身体表現を中心とするアートの世界へ飛び込むべく、ふたたび就職して東京へ出稼ぎに行き、下川町と東京を行ったり来たりする予定でした。

 けれど、例の感染症の影響で、2020年からスタート予定だった仕事がすっぽり無くなり、就職せずフリーランスに転換し、今に至ります。

できること

 「何屋なのだ?」と聞かれると、「編集者です」と答えます。けれど、実際手を動かしている案件は、“編集”や“文章を書く”こと以外の仕事も多いです。

 現時点では、メディアの運営、執筆(紙&ウェブ)、編集、イベント企画と運営・実施、商品開発、広報、写真撮影ちょっと、簡単な動画作成もちょっと、他にも固有名詞のないお仕事(企画のお手伝いだとか媒体立ち上げの伴走とかウェブサイトのディレクションとか)などなどを、おこなっています。

 自分がゼロイチをつくることもありますが、誰かが作ったすてきなものや、プロジェクトの魅力などを「どうやったら広く人に知ってもらえるか?」という視点でのお仕事が多いです。

 ゼロイチでいうと、自宅を改修した民泊も、3年間運用しました。2021年3月までお客様の受け入れをおこなっていますが、コロナでどうなることやら……。

 運営している民泊の一軒家を使って、ダンスや芝居をなりわいとする方々をお招きして、下川町内の方もまき込み、パフォーマンスイベントをおこないました。

 北海道在住ですので、いま関わっている仕事の8割は、北海道関連のお仕事です。道内の移住や暮らしに関するモノ、コト、人であるケースが多いです。

 2020年3月以降、結局一度も東京へ行かなかったため(と言うと驚かれますが)、土着の北国の生活文化が、少しだけわたしの思考の足腰を強くしてくれた気がします。

やりたいこと

 次に、専門ではないけれどこれから集中して挑戦すること(すでに着手していること)についてです。

 もともと物語を自分で作ることが好きでした。文学フリマに、「創作メルティングポット」というグループを作り、作品を出展したこともあります。

 コロナ禍で、創作意欲が再燃。

 2020年から再び、物語を書き始め、創作のための有料マガジンも始めました。

 このマガジンでは、完成した小説やテキストだけではなく、物語のネタになりそうな構想メモから公開しています。

 月額課金制で296円です。つくる、の、語呂合わせ。ご興味を持っていただけたら、ぜひ。こちら↓は全文無料で読めます。

 比較文化学を勉強していたこともあり、日本や海外の民俗学、歴史、言語学にも興味があります。北海道のアイヌの文化についても、まだまだ知りたいことがいっぱいです。とある雑誌の特集でも、アイヌの生活文化に関するページの執筆を、任せていただいたことがありました。

 2020年に仕事をする予定だった、身体表現や舞台芸術、お芝居、演劇、ダンスも好きです。舞台の新作をPRするための取材も、実は過去に何度かさせていただいたことがありました。

 最近は古着、民族衣装、環境問題、サステナビリティに興味津々です。脱プラ生活と、ソーラーエネルギーでどこまでまかなえるのかは、すでに実験中。

 また、菜食生活を通じてどれくらい体調が変化するのか、ゴミの量が減り、環境に対する負荷はどれくらい変わるのか、数日以内に自分の身体で実験したいと思っています。

 ゆくゆくは、電力100パーセント自給の泊まれる芝居小屋&アトリエ(いろんなクリエイター向けの)&古着屋をやりたい、と思っています。

 コロナ禍のような緊急事態下において、人間の基本的人権を守るとなると、教育、福祉、医療などのセーフティネットと、文学、芸術、遊びなどのカルチャーの、どちらかに取捨選択を迫られがちです。

 優先順位を決めなければならない事態はありますし、個人によって大切なものはちがいます。

 けれど、環境に負荷をかけないカルチャーとセーフティネットの共存は可能なのか、探ってみたい、箱物という具体的な方法で。と、思うのです。

 よくばりな構想だから、わたし1人でがむしゃらにできることではないけれど、少しずつ形にできたらな、と。なんとなく「できそう」と思うのは、ロンドンに、イメージに近い事例があるから。ここにも早く、行きたい!

 できることより、やりたいことの方が長くなってしまいました。

 書けばまだまだでできますが、現時点での自己紹介は、このくらいで、終わりにします。「やりたいこと」のうち、環境問題や古着、創作物についてはnoteにコンテンツをUPしていきますので、ご覧いただけたらうれしいです。

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