見出し画像

もしもあの時保険があれば その3 #13

このシリーズ3回目です。
前提条件はその1とその2に書いてありますので、気になる方はそちらを見て頂ければと思います。

「その1」でもお話ししましたが、もし母が保険に入っていたとしたら初めの胃がんが発覚した時に解約返戻金が1300万円になっていました。

その1とその2でお話しした状況を前提とすると、
私達家族がディズニーランドへ旅行に行こうとした時、解約返戻金1200万円という資産を持っています。

♢-------------------------------------------------------------------------------♢
もしこの時に解約返戻金の中から旅行代を工面にしたいと考えた場合、この場合もやはり契約者貸付お勧めします。

私たち3人でディズニーランドへ行った旅行代は、合計で15万円程度でした。
母は保険に入っていなかったですし、すでに生活保護で他に資産もありません。この15万円を用意するのも私はとても大変でした。
「15万円」という金額だけではなく、「今後いくらかかるのか」「この状態がいつまで続くのか」という不安な思いがあるので、「旅行代にいくらまで使って大丈夫なのか」という事も不安でした。

しかし、もしこの状態の時に1200万円という資産を持っていたとしたら、私たちの旅行はどう変わっていたでしょうか。

おそらく、前泊当日の宿泊どちらもディズニーランドホテルを予約することができたでしょう。 そうなれば、入場制限がかかるんじゃないかという不安もなく、また、朝8時にゲートの前に並んで待つこともなく入園することができたでしょう。(ディズニーホテル宿泊者限定で、開園15分前に入場できます。)

東京までの交通機関は、行きは新幹線、帰りは飛行機を使ったのですが、
もしお金に余裕があれば、行きはグリーン席、帰りはプレミアムシートを予約することができたでしょう。

当時母親は164 ㎝で、体重は42㎏まで落ちていました。
これは適正体重より10キロ以上少ない状態です。ほぼ骨と皮しかなく、筋肉もないので体力はありません。この体の状態で東京までの往復を普通席で移動するというのは、想像以上に体に負担がかかります。

♢-------------------------------------------------------------------------------♢
もしこのディズニー旅行、
行きはグリーン席、帰りはプレミアムシート、ディズニーランドホテルへ2泊、駅空港からの移動手段をタクシーとしても、3人でおそらく50万円もかからないでしょう。

人生で一度きりの3人の家族旅行、その価値としては50万円以上あると思います。
でも私たちはそのお金すら準備するのが苦しい状況でした。

もしこの時に1200万円の資産を持っていたら、どうでしょうか。
おそらく「50万円使ってもいい」、という心の余裕があったと思います。

♢-------------------------------------------------------------------------------♢
保険という観点から見るともう一つ「リビングニーズ特約」という制度についても、お話ししたいと思います。

リビングニーズ特約とは、余命6か月以内と判断された場合に、本来は亡くなったときに支払われる死亡保険金の一部または全部を生前に受け取ることができる特約です。

もともと保険は死んだ後に家族のために残すものという趣旨ですよね。

ですが、「人生の最期を迎えるにあたり、家族との貴重な思い出を作りたい、夢を実現したい、十分に満足のいく治療を受けたい」……そんな方の想いを受けて、叶えていただくために開発されました。

1989年のアメリカで世界で初めて開発・導入され、日本では1992年から導入されました。
今では、どの保険会社の生命保険でも取り扱いがあります。
*さらに、生前に受け取ったお金のうち使用した分については、非課税です。

この制度、比較的新しいものなので、特にご年配の方などはご存じない方も多いです。

日本では保険は詐欺だと言われるほどにイメージが悪いです。
実際、保険金を出さないように持って行ったり、曖昧な説明だけで契約させられていたりする場合もあるので、(むしろそういう場合が多い?)辛い思いをされた経験がある方が多いのも事実だと思います。

♢-------------------------------------------------------------------------------♢
保険金額の設定や保障内容など、「本当にその方に必要な保険」をコンサルティングできる営業マンが非常に少ないです。
保険は、【必要な時に、必要な金額を、すぐに準備できる】ことができなければ意味ありません。

保険という商品は、家族を守るための重要な選択肢の一つだと、私は考えています。

一人でも多くの方に「正しい知識」で武装して、「必要な保険」というアイテムを手に入れて、「豊かで自信のある生活を」送ってほしいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?