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スノボ初級者コースでの学びは意外と仕事にも関係した話

7年ぶりにスノーボードを再開した私でしたが初心者コースには、日常の仕事の中ではなかなか気づき得ない学びが満ち溢れていました。

7年ぶりくらいにウィンタースポーツに挑戦

自分の人生の中でウィンタースポーツをやったのは過去二回。一回目はフィンランドの雪山でバックカウントリー(ドがつくほどスキー初心者、直後はもう二度とやりたくないと思うほどトラウマに)、二回目は高校のバレー部時代の友達と長野県の野沢温泉スキー場でスノーボードを体験。

どちらもかなり前のことだし、二回目のスノーボードもかなりの回数で尻餅をつきながら一時は諦めモードに入ったりと、最後まで怖がっていた記憶があり・・ その後は時間のなさを言い訳に全く挑戦をして来なかったのです。

今回は塩尻の「スナバ」がきっかけで仲良くさせていただいているご夫婦にお誘いいただき、一念発起。せっかく長野にいるのだし、と自分なりに理由付けも行いました。とはいえ、自分のスノーボードのスキルは、7年の歳月を経て、ほぼ初心者。基本的には全てを一から学びなおしです。

エイブル白馬五竜(スキー場)はこんなとこ

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塩尻から白馬へは、車で1.5時間程度で行けてしまいます。

・ウェブURL:https://www.hakubagoryu.com/winter/
・営業期間:11月下旬からゴールデンウィークあたりまで
・ゲレンデ:アルプス、とおみ、いいもりでは、初心者から上級者コースまで、16のコースがあり、様々なレベルでも滑走できる
・駐車場:1400台(無料)
・設備:センターハウス レストラン お風呂・温泉・SPA 託児所 更衣室・ロッカー 仮眠所 ご当地料理 ウッド広場(子供の遊び場) その他

上でもわかるように設備は結構充実。なお、海外スキー客の増加の影響からか、施設内ではSUBWAYの店舗や、ベジタリアンやビーガン対応のカフェもできていました。

今回はレンタルセットも込みのリフト券クーポンを利用

全く門外漢な私は、ご夫婦の力も借りながら、クーポンを使ってお得なリフト券(一日分)を購入。
(2020年1月26日現在、)通常10,500円だったところを、7,200円で利用できました!(助かった・・3,300円の違いはでかい・・)
これによって、ボード、靴を借りることができ、リフトも乗り放題です。

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全ての装備が整ったところで、練習開始

あれ、そもそも、スノーボードってどうやって覚えていくっけ・・ということで、
今日覚えたことを忘れないうちに記載しておきます:
※ちなみに、この日の雪量は「少なめ」、雪質は「湿雪」でした

覚えたこと
1)ボードに立つ:全ての始まりはここから。立ち上がる。
2)止まり方:ボードラインを雪面に対して、やや傾斜側に差し込む感じ
3)ちょこちょこ降り:ボードラインを平行を保ちつつ、徐々に徐々に降りていく
4)リフトの乗り降り:周りの人に迷惑にならずスムーズに乗り降りすること
5)コノハ:平行を保ちつつ、行きたい方向へと流れていく
6)裏ちょこちょこ滑り:今度は身体の正面を斜面側に向けて、ボードの平行を保ちつつ徐々に降りていく
7)裏コノハ:反対側と同じ要領で流れていく
8)ターン:どちらのコノハもできるようになったら、応用編としてコノハをつないでいく

こうやってみていくと、自分の中では特に1)と4)と8)が苦戦しました。
なぜか。

自分なりに分析をしてみると、そこには「恐怖」という二文字がありました

立ちはだかる壁:「恐怖」への特効薬

この場合、私が恐怖を感じるメカニズムはとてもシンプルで、できない時は大抵以下のことが頭にありました。

うまく滑れず何かにつまづいたり、ぶつかったりする

ケツまたは顔から落ちる

痛い、恥ずかしい

今回、一つ一つの動作をクリアしていくと同時に上記の「恐怖」への特効薬を見つけられたような気がしました。要は、恐怖への対応策講じればいいんだべ!ということで、以下、実践したことです。

恐怖への対処1)自己肯定
とにかく、自分がスキー場に行くという選択をしたことを褒める。立ち上がろうとしていることを褒める。また、自分が頑張っていて、絶対に滑れる、という自己暗示と共に「Yes we can!」を連呼しました(古い)。自分が本当に頑張らないといけないとき、何よりも自分を応援しなければならないのは自分であること。それに尽きると思います。

恐怖への対処2)仲間・メンターの存在
今回本当によかったな、と思ったのは一人ではなく友人であるご夫婦と共にいけたこと。何か新しいことに挑戦する際、自らの努力や才能も大事ですが、教えてくれる人が誰であるかも、かなり影響をすると思っています。スノボ初心者の私に、段階を踏みつつ手順を教え、きちんと観察しながら根気強くフィードバックしてくれる彼らがいたからこそ、全てのプロセスをある程度できるようになりました。有難や・・

恐怖への対処3)恐れている状況が起こってから考える 
これは個人的な解釈ですが、体験していない恐怖というものは、実際に体験している恐怖よりもたちが悪い。悪い妄想はどんどん肥大化していき、ついには恐怖に食われてしまいます。なので、転ぶ前から転ぶことを恐れるのではなく、まずやってみる。それからどうするかを考える、ということが大事になる。また、転んだ時に、「よし、もういっちょやるか!」となれるかどうか。ここで上達する人とそうでない人との間に明らかな差分が生まれると思いました。

滑り終わって思ったこと:物事の本質的な学びの近道はその流入口を多様化すること

午後4時30分頃、リフトの運行が終わり、多くのスキー・スノボ客が帰路へ。私も、一日の練習を終えて、無事下まで戻ってきました。

よっこらしょ、と、ブーツを外しながら、普段の日常から離れて、全く違う場所で「ウィンタースポーツ」を通して気づいたこと(特に恐怖への対処について)が、仕事のなかで立ち上がる様々なプロジェクトや自分の成長にも通じうることにハッとしました。

普段の仕事では、どちらかというと様々な人との対話や議論を通して、ある発見や気づきへと行き着くことが多いのですが、今日のスノボでは自分の脳みそ・身体が、雪山という環境の中で運動を行なった結果として、普段の仕事の中でも参照できるような学びを得ることができたように思います。

単一の活動だけでは、なかなか見えづらかったような気づきや学びのヒントは、一見全く関係の無いような活動をしている最中に見つけることがあったりします。一つのことを突き詰めていくのももちろん大事ですが、時間の余裕のある限り、様々な活動の中で意識的になってみると、つまづいていたことのブレイクスルーだったり、今後注力して行きたいものが見つかることもあるかもしれません。
(あ、あと、スポーツという性質上、できた時の達成感が味わいやすく、気晴らしにもなるので、物事の見方を変えるという意味でもいいのかもしれないです。起業家コミュニティ周りで、ガチ系のスポーツをやっている人が多いのはこういうことか、、と思ったりw)

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そんなことを考えていた私は、
ただただ初級レベルのコースを何回か滑っただけで、偉そうに・・wという感じですが、これを皮切りに自分の身体が掴んだコツを忘れないくらいにはスキー場通えたらいいなあと思っています。

楽しかった!

終わり

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