アイキャッチDOESを感じる

HSPの4つの特徴”DOES”を日本語で理解してみよう

HSPについてリサーチすると、”心優しくて傷つきやすい性格”など、イメージしやすい表現がいろいろありますね。

HSPは気質、つまり生まれつきのものとされています。

実は外見や行動を観察するだけでは、HSPかどうか、はっきりとはわかりません。

HSPの内なる世界で起きている反応を理解すると、HSPの特徴がよくわかります。

HSPの第一人者、エレイン・アーロン博士は、HSPの特徴を4つにまとめ、
特徴をあらわす英語の頭文字をとってDOES(ダズ、ドゥーズ と発音)と呼んでいます。

この記事では、DOESをイメージでお伝えしようとおもいます!
ひとつひとつ、味わってみてくださいね。


D:処理の深さ


HSPは、他の人とくらべて、情報をたくさん認識します。
同じ状況にあっても、とりこんでいる情報量が圧倒的に多いため、処理に負荷がかかります。
そのため、ゆっくり取り組みたい、と思うこともあれば、
すごいいきおいで情報を処理して(無意識に行っている)、瞬時にものごとを理解することも。

わかりやすいイメージとしては、
取り込んだ情報を、まるでドリップコーヒーのようにろ過する様子、思い浮かべてみてくださいね。


O:過剰に刺激をうけやすく圧倒されやすい

HSPは、他の人が気づかないことに気がついたり、
気がついたことについてじっくり考えるうちに、さらに敏感さが増します。

瞬間湯沸かし器でお湯がすぐ沸くように、パッ!と神経はたかぶり、
いったん沸騰したお湯がしばらくグツグツするのと同じように、
気持ちが穏やかになるのに時間が必要です。

ポジティブなこともネガティブなことにも、同じような度合いで神経がたかぶります。
遠足の前の日に、楽しみでたまらなくて眠れないほどテンションが高いときもあれば、
廊下を歩いていて突然ドアが開き、飛び上がるほどびっくりしたりします。


E:感情反応が強く、共感力が高い


脳が情報を処理するときに、感情が結びつきます。
HSPは情報を”深く”処理しますから、結びつく感情も大きくなります。

春が近づいてきたころ、道端に小さな花を見かけ、感動して心が深くうごかされたり、
映画やドラマを見てすぐ涙ぐんでしまう感性の豊かさ、あなたにもありませんか?

また、他の人の気持ちや考えを感じ取りやすい面もあります。
ささやかな気配りが得意かとおもえば、周りの気持ちを優先しすぎるところも。

**

S:ささいな刺激や違いを察知し、さらに、影響も受けやすい**

HSPは、五感でキャッチする情報と感情が連動します。
職場についたら、なんか今日は雰囲気が違うなあ・・・と感じること、ありますよね。

ここでクイズです。左右のイラスト、微妙に違いがあります。どこでしょうか?

答え:うさぎの口元

まちがいさがしのとき、最初にうさぎの表情を確認した方が多いと思います。いかがでしょう?
(うさぎよりもイチゴが好きな方はイチゴをみたかもしれませんね!)



あなたにもDOES、ありましたか?

HSPの4つの特徴”DOES”を味わっていただけたかとおもいます。
HSPの方でしたら、きっと「ウンウン!」「コレコレ!」と大きく頭をタテにふりながら楽しんでいただけたかとおもいます。

DOESすべてにあてはまることがHSPである条件です。
HSPは脳の処理が活発なので、その結果、4つの特徴があらわれる、
と考えると、ナットクしていただけると思います!



ありがとう~!