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HSPの方しかサポートできないとわかりました(この3年の振り返り)

私の今の仕事に対する視点は、これまであまり言葉にしてきませんでした。今年はやっと、言葉にできるようになったので、この機会に投稿しておこうと思います。

開業を決めた時考えていたことはたった一つ。HSPに関わるサービスがまだ数えるほどしかなかったそのタイミングで参入し、先行者利益を確保するというものでした。

その理由はたった一つ。早めにポジションを確立し、HSPへのキャリアコンサルティングを、事業として長く続けるためでした。言い換えると、HSPという言葉が流行ると見込んでいたので、流行りすたりで作用されない形でキャリアコンサルティングを提供し続けるための考えだったのです。

その考えに間違いはなかったけれど、始めてみてわかったことは、私の想定していた以上に、日本には、悩みやすく落ち込みやすく鬱々とした日々を過ごしている人たちがいるということでした。

私のアプローチは「HSPであれば、HSPの特性を思考・行動のメカニズムとして理解することで、HSPではない人たちが作った社会のシステムや慣習をHSPの視点で再定義することが可能。その結果、HSPの視点から、HSPなりの幸福な働き方、生き方を構築していくことが可能」というものです。

私のアプローチには、心身疾患状態とか、何らかの障害に起因する課題は、範囲に含めていません。これは今でも徹底しています。

しかし、「HSP」という言葉に「新たな救い」を求め訪れる方が今も後をたたないのです。HSPは悩みやすい、だからHSPの対処がわかれば鬱などの精神疾患も寛解する、といった期待を抱く方が少なくないのです。

先行参入したことで、私のことを知っていただける機会は、確かに、ある程度、持っていただけているとは思います。しかしそのことは同時に、私が想定していなかった課題をもつ方々からの期待も受けるということでした。

開業してすぐ、私は混乱状態に陥りました。HSP以外の課題を持つ方がかなりの頻度で訪れ、私は対処できない自分が勉強不足なのかと思い、なんとかしようと努力しました。

そもそも私が対応することではないことに、知らぬうちに関わったこともありました。程なくして私は心身燃え尽きていました。

自分の状況を理解できるようになるまで3年ほど要しました。この間、数多くの医療従事者、行政の方々、全く違うジャンルの方々に相談し、ようやく今になり、私が本当に提供できることを私がつかみ始めたところです。

3年もかかったため、先行参入で通用したやり方はすっかり通用しなくなりました。そこで、今の仕事を立て直す作業が必要となりました。はっきり言って1からやり直しです。

開業直後、商業出版や大手メディアへの露出も果たし、売り上げも順調に立って、全てがスムーズに運んだ状態に安心し切ったことや、何事も深く考えてから行動したい性分が影響して、1からやり直しをするまで、気持ちを切り替えるのに時間を要してしまいました。そのツケが今きています。

とはいえ、ここまで言葉にできているということは、少し前の私と比べるとかなり成長できたとも思うのです。

先月、体が降参したことで、毎日追われるように生きていたのを切り替えるきっかけができました。ここからが勝負!よく食べてよく笑ってよく寝て、これからはより健康的に、より楽しく、ライフワークを続けていこうと思います。


HSP専門キャリアコンサルタント みさきじゅり



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