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【HSPと似てるが異なるケース「SPD」】


SPD=Sensory Processing Disorder(感覚情報処理障害)とHSPは別のものです。

SPDの方が周囲の刺激から受ける影響は、
「蛍光灯の光は目に刺さる感じで痛いからランプが使える照明に交換してもらう」など、時に、HSPの方々が訴えるしんどさと比べ、深刻度が強いように見受けられます。

SPDとHSPの、刺激に対する「しんどさ」を、面談前の簡易ヒアリングの時点で見分けるのは、かなり難しいです。

面談時にSPDの可能性をお伝えするとショックを受ける方もいます。

理由は、HSPという言葉の方が、SPDに比べ世間での認知度が高く、周囲から理解や共感を受けやすいからで、

HSPと異なるものであれば、どうやって周囲の理解を得たら良いのか??と半ば詰め寄るな形でお気持ちを吐き出すSPD当事者の方にも何名か出会ってきました。

SPDの可能性を話し合い、HSPとは違うこと、HSPである私には理解と共感ができかねることをお伝えしても、

「それでも私の話を聞いてください、職場や学校で辛いんです」と訴えは続く傾向が高いです。

このような会話の展開になるたび、理解できないものを理解してほしいというお気持ちの強さを感じてむなしさに、一瞬、覆われます、私の方が。

なぜなら私はその方と同じ度合いでの理解・共感ができないから。

わかってもらえなかったのか、と大きく落胆なさるお姿を目の当たりに、目の前の方に対し無力な自分をまたひとつ、受け入れる時間が訪れます。

このようなことを述べると「相手を全部理解するなんて烏滸がましい」とお叱りをいただくことも少なくありません。ここはHSPとそうでない方との感覚的な違いだなと私は思っています。

私は相手を全て理解できるとは思っていないのです。目の前の方に対し、瞬時に、強く、全身全霊で、共鳴・共振しようとする特性があるだけで、「理解してやろう」などといった意図は、少なくとも私の中には存在していないのです。

面談の回数を重ねるごとに、私の気持ちの切り替えは上手になっていくけれど、ひとりの人間として胸を痛める感覚は絶対に失わず歩もう、と常に自分にリマインドしております。

今後はSPDとHSPの違いを平易な表現で伝えられるように私も努めていこうと思います。今回はSPD当事者の方の取材リンクを紹介するに留めます。刺激のしんどさに悩む方がいらしたら、ぜひシェアしていただきたいです。



HSS型HSPであるHSP専門キャリアコンサルタントのみさきじゅり、プロフィールはこちら↓

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