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さよなら、私の愛した町

こんにちは。お元気ですか。
私はつい先日引っ越しました。
家具やら家電やらを新調し、ようやく生活する環境が整いつつあります。

約6年ほど住んだ町を離れて早2週間ほど経ちますが、あれほど暮らしやすく心地よい土地には今後出会えないのではと思います。
今日はそんな私が愛した町、駒込についてのお話です。

駒込について

東京都の文京区/豊島区/北区をまたぐ町、駒込。JR山手線と南北線(埼玉高速鉄道線・東京目黒線)を利用でき、山手線隣の巣鴨からは都営三田線、田端からは京浜東北線を利用できる等かなり利便性が高いのに、山手線の中では最も知名度が低いのでは?と思います。私自身、住むまでは全く知らない土地でした。
ソメイヨシノ発祥の地ということもあり、山手線の発車メロディは「さくら さくら」。駅前や、駅から5分ほど歩いたところにある六義園という庭園には立派な桜の木があり、普段は静かな町ですが3月は夜のライトアップもあり(サムネ画像)見物客で賑わいます。(ちなみに六義園は紅葉も有名なので、春と秋に行くのがおすすめです)

上記だけでも魅力ポイントが高いですが、私視点で駒込に住むべき理由を3点挙げていこうと思います。

①暮らすのに困らないお店が十分にある

駒込には生活する上で必要となるスーパーや薬局、コンビニは勿論揃っている上、私が特に推したいのは商店街の多さとお店の豊富さ。
その中でも特に大好きだったのが「霜降銀座商店街」と、その先に繋がっている「染井銀座商店街」です。

霜降商店街に入ってすぐ左手にある八百屋さん「スターフルーツ」さんはとにかく野菜も果物も安い。本当に安い。例えばほうれん草3束で100円とか、イチゴが298円とか。こちらのお店には本当にお世話になりました。我が家の家計はスターフルーツさんに支えられていたと思います。たまに何故かコストコの商品も売っていて、ピザなんかも買ったりしたなあ。

そのまま真っすぐ進んで染井銀座商店街に入ると右手にある「玉子屋」さんは玉子ではなくお肉屋さんで、年末年始など特別な日に利用してました。和牛すき焼き用をリーズナブルな価格で購入できて、最近はメディアにも取り上げられるほど人気のお店。
その向かいにある「都生花」さんには、ちょっと花瓶に生ける用のお花を買いに行ってたな。モフモフの白い看板犬がいて、通るたびに癒された思い出。

他にも、まいばすけっとの向かいにあるテイクアウト専門の中華総菜屋さんの焼売や唐揚げは絶品だし、霜降商店街のすぐ横にある「エネルギースーパーたじま」さんに行けば大抵のものは買えてしまう。挙げだしたらキリがないほど、日常生活に困らないのが駒込です。

②美味い店が沢山ある

とにかく美味しい店がある。沢山ある。チェーン店も程よく揃っています。
特にお気に入りだったお店を備忘録も兼ねて記録。

こば屋

なすひき肉トマトぺペロン(長ネギトッピング)。

生パスタのお店。教えたくないお店No.1。
店主が1人で切り盛りされているので提供に時間がかかる+人気店なので行列。だけど、待ってでも食べたいパスタです。席に着いてからも30分はかかると思っていたほうがよいです。メニューも豊富なので全制覇したかったなぁ。私が好きだったのは「なすトマトひき肉ペペロンチーノ」の長ネギトッピング(写真上)。
麺は細麺。230gまで量を選べるので食いしん坊にもおすすめ。

一○そば

そば(小)、春菊天と牡蠣天乗せ。

朝5時半から開いているおそば屋さん。店内の殺伐とした雰囲気に慣れるまで時間はかかったけど、つゆも蕎麦も天ぷらも本当に美味しい。テイクアウトもあり、直近の3年間は一○そばの年越しそばを買って家で茹でて年を越しました。引っ越し当日の朝も一○そばで引っ越しそば。天ぷらは、とり天とゲソ天が大きくてボリューム満点。

もつ焼 高賢

ホッピーと大根の竜田揚げ、網れば。

2020年の冬にオープンした、駒込駅東口すぐの居酒屋。串焼きも一品料理もお酒も美味しくて、ボーナスが入った時とかちょっと贅沢したいときに利用していたなあ。とにかく何を食べてもハズレがない。私はこのお店で初めて「網れば」という焼き鳥串を食べて心を奪われました。「大根の竜田揚げ」「無花果マスカルポーネ」なども絶品。すぐ通えない距離になったので、味を思い出しながら家で高賢のメニューをなんとか真似したいなと思っています。

他にも本当に沢山。「辣椒漢(らしょうはん)」の汁なし担々麵は絶品だし、「宴客」の海鮮あんかけ塩焼きそばや麻婆丼にも何度もお世話になった。煮干しラーメンが美味しいのは「ラーメン奏」。巨人ファンのマスターがいる「加賀屋」の煮込み(試合がある日によく伺ってテレビ中継を見ながら飲んでいた)。「焼鳥どん」で焼き鳥とセンベロホッピーを頼むと本当にベロベロに酔っぱらったし、巣鴨に本店がある「ときわ食堂」はエビフライやアジフライが人気だけどオムライスが大好きだった。「jam coffee」の真珠パンケーキはふわっふわ。巣鴨方面に歩いたところにある「フレンチパウンドハウス」は店内も可愛いし何よりショートケーキが本当に美味しい。
もっと散策して深堀すれば色んな名店があったと思う。それほど色んなお店があって、どのお店も美味しいのが駒込です。

③やきう民的視点:球場が近い

野球が好きな人はタイトルの通り。そうでない人は球場ではなくその土地への近さを感じてもらえたら幸いです。
我が家はカープファンなのでセリーグの試合観戦に行くことが殆どでしたが、駒込はそんなセリーグファンに優しい町かなと思います。

まず一番近いのは東京ドーム。南北線を利用すれば7分で最寄りの後楽園駅。神宮球場も30分あれば到着します(山手線で新宿まで15分、そこから同じホーム乗り換えで最寄りの信濃町駅まで23分)。
横浜スタジアムも、田端から京浜東北線に揺られて1時間で最寄りの関内駅。とにかく球場への行き帰りが楽。

パリーグ球場も、所沢のベルーナドームは池袋乗り換えで1時間。海浜幕張にあるZOZOマリンスタジアムも東京駅乗り換えで1時間ちょいあれば着いてしまうという立地のよさ。山手線と南北線が通っているという強みを最大限に活かせます。

南北線で浦和美園駅から歩けば埼玉スタジアムもあるので、サッカー観戦も楽に行けます。とにかく、どこへ行くにも楽でした。


以上が私が愛した町、駒込の紹介です。
こんなに住みやすいしお店も沢山あるのにごみごみしていない。良い意味で東京らしくない静かさもあって本当に心地よい町です。もし願いが叶うなら駒込で残りの人生を過ごしたかった、と本気で思うほど暮らしやすく、自分に合っている土地でした。

少しでも駒込について興味を持ってもらえたら幸いです。
未練がましく駒込愛を語っておりますが、これからは引っ越した先の新しい町を好きになれるよう、少しずつ散策して色んな発見をしていこうと思います。

さよなら、私の愛した町。

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