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#16【高校教師のひとりごと】学び続けるということ 〜着つけ教室行き始めました〜

最近、新しい習い事を始めました。

それは

【着つけ教室】!

きっかけは、悔しさから笑

だいぶ前の夏の話ですが、
スコットランド出身の友人と夏祭りに行こうとなり、

浴衣を着ることになったわけですが、

浴衣は持っているものの

着つけができない・・・


しかし、そんな時、
スコットランド人の友達が、

「着つけ、できるよ」

と。

とても美しく着つけてくれました。

ただ、それは、日本人として非常に

悔しい・・・

経験でした。

悔しい、というよりも情けない?笑

英語を教える教師でありながらも


日本人として

日本の文化を大切にしたい

そう思うようになりました。
そして着つけ教室に至るわけです(着物ですが笑)。

新しいことを学ぶのは、
日常生活では使わない違う筋肉を使うような、そんな感覚です。

右も左も分からない中で飛び込んでくる
新しい言葉、指示・・・

ミヤツから手を入れて、、、
セチュウシンは合わせて、、、
ダテジメオハショリを押さえて、、、

先生の言葉が日本語に聞こえない始末。(笑)

丁寧に何度も何度も説明してくださり、
まずは私が話を聞きながら、先生が手を動かします。

次に、私が先生から聞いたことの真似をしようとするのですが

できない・・・

一度聞いて、イメージして、よし!できる!
と思っても、できない・・・

でももう一度やると、なんとなく手順を覚えてくる。そしてもう一度、もう一度。

そしてやっと、できた!!!

2時間かかりましたが、帯まで辿り着きませんでした。笑


一つ一つの丁寧な仕込みが、美しい着姿につながるのだと、先生は言います。
(手を抜くと、着崩れしたり、裾が乱れたりするのだと・・・)

着物は日本人の心を映すようで、慎ましく繊細な美しさがあります。

まだ通い始めて2回目ですが、
日本文化を大切にし、その価値を伝承する者でありたい。


と同時に、

生徒の気持ちがわかるような体験です。

先生の言っていることを

  1. 聞く。

  2. メモする。

  3. 真似してみる。
    →→→   あれ?意外とできない・・・

聞く、メモする、の行程が授業では非常に多いです。
新カリキュラムで「言語活動」を重視することが意識されるようになりましたが、私の授業もまだまだ移行期。

聞く、ことはそこそこに、

真似してみる(活動する)→できた!

の体験があるから、学びは楽しい。

着付けも、先生から話を聞くばかりでは、飽きてしまって続かないでしょう。そして、全く身につかない(笑)

生徒もきっとそう。
彼らは学校に行かなければいけない(と思っている)ので授業を受けてくれますが。

もっともっと、
彼らが自分の言葉で、自分の思いを、表現できることを助けたい。

英語の楽しさを知り、話せるようになってほしい。

学び続ける者として、学ぶ側に立つと、
活動の大切さがさらにわかりますね。

たくさん頭を使って、手を動かして、学びを楽しもう。

教育に携わる全ての人へ

今日もお疲れ様でした。我が校は現在、テスト期間です!つまり、教員は少し羽休め。生徒の応援団をしつつ、次なるフェーズに思考を巡らせます。日本でこの時期は、【五月病】が起こりやすい時期とされますが、特に新しい環境にある方は自分のペースで焦らず歩んでくださいね。あなたの尊い働きに感謝します!


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