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#6【高校教師のひとりごと】 教育への「?」アイデンティティー


様々なことへの興味に目移りしやすい私。
ただ、不思議なことに「教育」への情熱だけは、耐えることなく灯り続けている。


教員生活も3年目が終わろうとしています。
「慣れ」っていうのは怖いもので、初めの頃に感じていた違和感やカルチャーショックなんていうものはいつの間にか薄まり、無意識のうちにその文化が自分を染め上げてしまっていることがある。


まだまだぺーぺーの私だけれど、今感じる教育現場への「?(ハテナ)」を新鮮なままに記しておこうと思う。

アイデンティティー

私は何者で、何のために生かされているのか
いわゆる「アイデンティティー」

教科の知識を教える前にすごく大切なこと

家庭で受ける愛は、家庭の状況や環境によって様々だと思うけど

「あなたは愛されていて価値がある」

ということは、どの子供にとっても変わらないはず。

なのに、道徳では、「こうするべき」という行動の善を語るばかりで、私たちの価値を教えない

競争、比較ばかりで、ありのままで100点だって、誰も教えてくれなかった

誰もが通る学校と言う教育機関で

あなたには価値があるって
あなたには良い将来のが用意されているって

そんな温かい真理が必要だと思う

日本の現状

内閣府の調査によると、「自分自身に満足している」と答えた若者は、46.5%と半数を切り、
諸外国の中でかなり低い割合になっている

そして、日本の若年層の自殺率は先進国でトップ。


自己肯定感の低さが叫ばれる世の中。

心の貧しさって、命に繋がる。

だからこれは、いつか変わればいい、じゃない 緊急事態!

多様な社会の中で、確固とした変わらない「アイデンティティー」を教える必要がある

自然に身につけるものでなく、知り、学ぶべきこと


理想を掲げれば、宗教、とくにキリスト教は私たちのアイデンティティーに絶対に必要で、教育機関で教えられるべき

たとえ宗教を公教育で導入するのが難しくてもSEL(Social Emotional Learning)を導入する事は可能なんじゃないか (SELについては、今勉強中なのでまた記そうと思います)

自分のEmotionに気づき、マネジメントすること自己へのフォーカスがあってはじめて、他者や外の世界に向いていけるはず


今日この記事で私が伝えたいことは、

・知識の前に教えることってあるんじゃないか

・道徳(行動としての善)を教える前に自分の価値を教えるべきなんじゃないか

ということ。

すべての教育に携わる人へ

教育現場への「?」は、生徒により近い感覚だと思います。
上からの圧力を恐れず、生徒にとって良いものを流し続けたい、心に届く言葉をかけ続けたいですね。
日々の尊い働きに心から感謝し、尊敬を表します。

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