#23【わたしの学習帳】 日本の教育費 あれこれ
新シリーズ!「わたしの学習帳」
教育のプロとして
想いをぶつけるだけでなく、根拠に基づいて発言したいので
あれこれ 学ぶことにしました。
あくまで わたしの 学習帳 なので、
乱文 ご容赦を・・・
まずは 日本の教育費について。
日本の教育費は国際的に見て 低いと議論があります。
公的なソースをたどり調べてみました。
1. 義務教育は無償
国公立 小中学生(義務教育期間)の「授業料」は無償。
それ以外は無償にならないので 「隠れ教育費」と呼ばれます
2. 実際に家庭が負担する学費は?
注)年単位の値段
「授業料」が無料とは言っても
年にこれだけのお金がかかるのは 子どもを産むのも躊躇して当然
国民に 優しくしてほしい・・・
注)各校種の総計
毎年、学習費総額が増加しています・・・
実は 私自身、小学校以外は私立出身です。
親に頭が上がりません。
子の立場として、私立でよかった、と振り返り思いますが、
親として、自分の子供を通わせられるかは微妙なところです
令和3年度幼稚園の額が ぐっと落ちているのは
令和元年度より 幼稚園授業料が無償化したから。
高校については
平成22年度から令和3年度にかけて 40万円も増えています・・・
自分が親なら最悪だ・・・
断れないお金だから相当痛いです
3. 支援制度は?
平成26年4 月の入学者以降 公立高校は授業料が実質無償に。(11万8000円)
無償は良い。
でも教員の立場から言うと・・・
毎年、あのでかい封筒を生徒に配布して、親に渡させて
必要書類を入れてもらって事務室に
そして、事務員さんにヒーヒー言いながら作業させるの申し訳なさすぎます。
このプロセスいります? 事務員さん余分に雇ってたりもするから
時間と金の無駄でしかないと思っています・・・
私立高校は、親の所得額に応じて 支援金が。
(最低でも公立高校の授業料分はもらえる)
日本の、所得で支給額を変える感じなんなんでしょう。
経済的に豊かな人も 働いて報われないし
困窮した人へのお情け感も否めません。
4. 国の予算を見てみよう
少子高齢化 と アメリカの言いなり が顕著に出た予算組み。
防衛費は 文教及び科学振興(教育費)の2倍・・・
2020年のデータで
高齢者の割合が28.6%
社会保障費も膨らむわけですね。
もちろん必要かもしれないけど
でも、でも。
日本の未来を担うのは 若者
平等な教育は 若者の未来を開く
知らなかったのですが
いわゆる「予算」の支出全てを 国が担うのではなく
地方も共に担う
むしろ中央政府の2倍以上!
学校教育費に注目て見てみましょう。
地方が88%を背負っている。
うーん。任せすぎでは?
一般会計支出総額の中で
たった4.7%しか占めない教育費
そして その中の 12%だけが中央政府・・・
国が 教育を軽んじている と思っても
差し支えない数値です
5. OECDによる国際比較
日本の 初等から高等教育への公財政支出の割合は
7.8%
OECD平均10.6%を 2.8%下回る
日本でいう公財政支出の 2.8%っていくらでしょう
144兆円 × 0.028 = ?
約4兆円。
%で見たら小さく見えるけれど
これだけの額(日本の公財政支出で出しているので、概算ですが)
他国と比べて 教育費が低い。
防衛費に増やされる5兆円があったら なにができる?
大学の授業料 無償化できます。
小中の給食費 無償化できます。
平和を誓った日本が
憲法9条を拡大解釈して
「敵基地攻撃能力」を持とうとしている
トマホーク か 大学授業料無償 どっちがいいですか?
6. わたしの思い
つらつらと書きましたが、私の思いは
優しい社会にしよう 高等教育まで全ての人に平等に開かれたものにすべき
未来を担う若者のために 平等な教育は若者の未来を開く
見かけだけじゃなく 「隠れ教育費」を無償に
途方も無いことですが、
事実を知ることから。
7. 教育に携わる全ての人へ
今日もお疲れ様でした。調べれば調べるほど、世知辛いものです!
ですが、負けずに頑張ろう!私たちは未来を作ってるから!
週末は、ゆーーーーっくり羽を伸ばしましょうね♪
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