§読書録:「おめでとう」川上弘美
好きな作家は誰?と聞かれば、まず浮かぶのが川上弘美さん。
本日は「おめでとう」より、心動かされた「冬一日」。
共に家庭を持つ身の男女が、ままならない恋の道行きをたどっていく姿を女性の目線で描いている。
カワカミさんの描く男女には気負いが無い。どこか浮世ばなれしている。
だからするする読めるのだろう。
寒冷紗と書くみたい。美しい名前です。
互いの抱えているしがらみがなくなったとき、そばにいたいと思える相手がいるのは素敵なことです。
わたしは夫と二百年でも三百年でも、ずっと一緒にいたい。
死がふたりを分かつまで。
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