私の中のブランディング
私は、自ら積極的にセールスをしない。
最近の私はどちらかというと、怪しげな仏顔ブレスレットをして、
時々発生するあぶく銭で旅行に行き、
『広美ちゃんどこに行っていたの?』と問われたら
『寺で修行です』とか『座禅です』と答えて
『広美ちゃん、見た目はいたって普通なのに変わってるよね・・・』
と言われる始末。
はたまた仕事については語らず、仕入れた情報を小出しにして
『海外の恋愛事情』『性について』などを語るものだから
友人のイメージでは、禅のバニーガールなるイメージが付いてしまった・・・
いやいや、本人はいたって真面目に性について語っているのですよ。
決してエロで語っているわけではない。
うーーーん、どうしたものだか・・・
従来であれば、私の仕事は◯◯ですと言ってしまったら、こと足りていたのだが、最近はあり方というものが重視されている。
あり方重視の今の私はこんな形なのだろう。
そして組織以外で仕事をするようになると、この予測不能な時代に今までなかった職種が生まれてくるわけだ。
私のように、既存の枠組みにとらわれない仕事している人間になると
WEB業でもどの役目をしているのか分からず仕事をしている。
同業者には、ディレクターと言われたりフロントエンジニアといわれたり(でもコードは書けない)
はたまたお客様には、名刺を作ればデザイナーと言われたり、ブランディングする人、コンサル、WEB関係、文章は書くのでライターとも言われる・・・
だってほぼひとりでしてるんだもん。定まらなくても当然だ。
そんな職種のことはさておき、お客様は目的が達成できればいいのだ。
でもクリエイターという職種上、文章や写真、デザインというものは同じものを表現するのにどうしても個性が出てくる。
お客様とクリエイターの方とのマッチング・・・
そこも重要になってくる。
先日フォトグラファーの方から営業を受けた。
作品を見てみると圧倒的に子供や女性の写真が多い。
今回の依頼者は男性経営者なので、丁重にお断りをした。
そんなことを考えながら、最近は少し手を出したものを手放しプロにお願いするようにしている。(写真は沼だ)
そうして今回は、写真もロゴもブランドカラーもない。
さてどこから決めていくか・・・
私の変人性を活かすとしたら、いろんな統計系の占いで色を決めていくのだが、それではパーソナルブランディングで終わってしまう。
パーソナルブランディングで自己満足してはそこで終わってしまう。
ここで大切になってくるのは、第三者目線で、お客様とをつなぐマーケティングなのだ。
パーソナルブランディングの代表的な失敗例が私
当時エステをしていた私は、
地中海、ギリシャをイメージしたそれはお洒落なサロンをしていて、
メニューも『とろとろ眠り姫のオイルトリートメントコース』とか
『しゃっきり白雪姫のアロマタッチコース』とかそれはそれは面白いメニューを作っていた。
コンセプトは『お姫様になれるサロン』だったので・・・
あぁ、書いていてちょっと痛々しい・・・
それはそれで、一部の方には好評だったけど30代後半からの女性サロンだったから、もっとスッキリしたもので良かった気がする。
そして何より、自分が愛されそうなキャラを作っていた。
そこにHPで作り上げたいつも穏やかで優しいキャラクターと
内在していたまだ人生迷子の自分とのギャップが生まれる。
あるお客さんに、本当のキャラとだいぶ違う。と言われたことから
できるだけ嘘偽りのない自分で生きていこうと決心した。
でも嘘偽りのない自分って何?
そこから、私の自己探求の旅が始まる。
紆余曲折を経て、本当の自分に戻って軸がととのい、にブランディングの定義が生まれたときに、私の仕事は始まった。
私の中のブランディングの定義
『ありのままの自分を表現することがブランディングなんだ。そうすれば、実際にお客様との距離も出会う前から、近くなるしギャップもなくなり、末永いお付き合いができる。そして何より、自分自身が苦しくない』
そんな気持ちで、お客様の表現の一環としてWEB制作をしている。
そのなごりで自己探究をしているのが、禅や哲学というわけだ。
そしてそこに有るコーチング的要素をどうするかも私の課題なのだけれども・・・
さて、本題に戻ろう。
どこからブランディングするのか?
それは、依頼者がお客様に与えられることだ。
まず最初に私は、プロフィールを書いてもらう。
そこから、今まで生きてきた人生、行動的だったのか、消極的だったのか、リーダーになるタイプなのか、フォローする立場なのか、思考派なのか行動派なのか・・・
それらをふまえ、キーワードを導き出す。
情熱や勇気ならば赤やオレンジ
優しさならばピンクやブルーでもトーンをペールトーンに落とす。
ターゲット層も踏まえて、どのくらいの色味が良いのか考えて、ブランドカラーを3色ほどに絞る。
写真撮影前ならば、元々の美容の技術を活かしてパーソナルカラー診断をして似合う服を着てもらう。
自分の発するものとお客様の求めるものの迎合をはかるには
外見のブランディング、人柄を表す表情やポーズ、そして自己認識、自己一致した文章・・・・
まだ見るお客様に出会うまえに、自己一致感を表現し、お見合いを成功させるのがブランディングなのだ。
というわけで、そんな自己一致感を表現したい方ご連絡お待ちしています。
もっと詳しいブランディングやマーケティングが好きになる話はまた。
これからもお役に立てる記事を書いていきます。