昨日の発表会を終えて_20210617
昨日は、通っているフラメンコ教室の発表会がありました。緊急事態宣言による2回の中止を乗り越えて、2年ぶりの発表会でした。Oura Ringを確認すると、昨日上がりっぱなしだった心拍数も、今日は通常の値まで落ち着いています。
自分の演奏の出来はまあ、悪くなかったと思います。私は集中して演奏できたときは、演奏中のことは覚えてないのです。フラメンコ音楽の中に流れる「コンパス」を追いかけるのに必死だからです。自分が既に出してしまった音は、もう変えることができない、ただの結果です。これについて考えを巡らす余裕はありません。余計なことを考えてると、あっという間にコンパスを見失うので、演奏中はひたすら、次のことを考えています。
例えば「この音楽はノっている」という言い方を聞いたことがあるでしょうか。この「ノリ」を、ジャズやロックでは「グルーヴ感」と言うようです。(ちゃんと調査してはいないのですが、バンドをやる人の会話を聞くと、そのようなニュアンスで使われているようです。)フラメンコ音楽では「コンパス」が「ノリ」や「グルーヴ感」も担っている、と私は理解しています。この辺りはまだ、勉強中です。
終わってみたら、5分の演奏時間はあっという間でした。初心者は、この5分の間に自分のいつもの調子を取り戻すのが難しいです。私は今回で、合奏で大きな舞台に立つのも4回目でした。朝から緊張はしていましたが、かなり落ち着いて弾けました。ちゃんと覚えてないのですが、ミスも2箇所くらいだと思います。
贅沢を言えば、もっとどっぷり発表会に浸りたかったです。午前中は休めない仕事があり、弾き終わった後は密集を避けるために、他の方の舞台を見ずにすぐに帰りました。そして、今日は仕事です。今日はまだ、ふわふわした気分でいたかったです。
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