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明けましておめでとうございます。

昨年中は、皆様に沢山のご交流を頂き感謝致しております。
心安らかにあらぬ日々が多かったかと思いますが。
新しい年、どんな場面にあっても、皆様と一緒に、温かく優しくすがすがしい風の通る、noteな日々でありたいと願います。

皆様のご多幸、安寧なる日々をお祈り申し上げます。

〇〇〇

さて。昨晩から、急激に雪が降りだしまして。今さっき、車を運転してきましたが。……マジ死ぬかと思った。遭難するかと思いましたさ。
こんな大雪は久しぶりですし、車を夏に変えたので、初めての雪道。車がどんな挙動するのかもわからない。中古のスタッドレス・タイヤも、君のスペックがまだ手探りナンダ。

雪道なんてもんじゃないんです。二時間くらいで、あっという間に、20センチくらい降って、当然ですが除雪は来ない。ふわふわの新雪ずっぷり。
さくさくとハンドルとられまくり。
雪国人生そこそこ経験値ありますから。新雪なら、多少積もっていても、結構なんとかなる。とにかく落ち着け落ち着け落ち着け。冷静になって、神経尖らせて、ハンドル、背中からくるタイヤの挙動を全力で把握。どんだけ取られても、田んぼには落ちないように。(笑)。はい。現状が一番田んぼに車を落とすリスクが高いんです。もっと降ってくれれば雪の壁が出来るんだけど、無い、今は。
ワンミスでリングアウト。試合終了デスっ。

そんな道が、長々と続く。ああああ、なんでこっちの道選んだかなぁ。でも別の道だと、一か所、マジやばい完全吹き溜まりゾーンがあって、この状況で突っ込んだら、ほんとに道から落ちる……。こっちでいいんだよ、自分。
何年か前に、そっちが大丈夫かと行ったら、吹き溜まりな上に、吹雪でホワイトアウトでどこが道だかわからない。
普段あまり使わない道だから、どこに道路があるのか、ほんとにわかんなくて。ううううう……前にも後ろにも進めない、となってたら。……記憶があいまいだけど、前にタクシーが走っていて。必死に後をついてって抜けられた、ことがあって。あれはほんとにタクシーだったのかな、天使? 神様、仏様?

そんなこんなで、雪道は忍耐だ! ひたすら耐えるのみ。
今度は、先に走った車のわだちが、雪でほとんど埋まっている場所があって。新雪が深くて前に進まない……。あんまりアクセル回して、溜まった新雪を深く掘り過ぎるとスタックする。止まったら亀になる。雪道は止まったら終了。
……まあ、ほんとに止まったら、一回、ゆっくりバックして、ランディングの距離を稼いで、も一回勢いつけて前に出ると、脱出できるかも。その場合、きちんとゆっくり丁寧に雪道に車の重みをかけて、タイヤで雪を噛んで脱出して下さいね。無暗とアクセル踏んで、タイヤを空転させると最悪です。

雪をきちんとタイヤで噛んでいるのを確かめながら、じわアクセル。時々空転しつつも、ゆっくりゆっくり前に進んでも。それでもかなりヤバい。空転時間が多くなる……。
車のメーターがなんかピカピカ光ってるけど、意味がよくワカラナイ。たぶん横滑り制御してくれてるみたいだけど、余計、それによって挙動がどう触れるのか読めない。単純な仕組みの方が、わかりやすいけどな。なまじ電子制御だと、どこがツボか掴むまで時間かかるし。アクセル入れ過ぎると、なんかカラカラさせてて……逆に壊れる? 。怖いわ……。
面倒っ、今の時間、誰も走ってないから。と、対向車線ならわだちがくっきりしているので、そこを走ればなんとか抜けられる。暴挙。でもそれが生き延びる唯一の手段。対向車が来たら、避ける……のもリスク。だから、対向車が来ない事を祈りながら、ぶち抜ける。
なんとかなった……、と思ったら。ざざざざーーーっと、屋根に乗せてた雪がフロントガラスに雪崩てくる。先を急いでたので、全部降ろさないでスタートしてた。ここまでの振動で前に寄ってきて、今? ワイパー踏みつぶされて動かないし。……も、前、ほとんど見えません。あかんわ。
止む無く停車。停車すると、車の重みで新雪に沈んで、下手すると出られなくなるけど、前見えないのもあかん。降りてフロントガラスの雪崩を取り除き、ワイパー救出。ほんとに運よく、前からも後ろからも車は来ない。
前に出そうとしても、やっぱり、前に出れない。……このままじゃ、スタックするので。セオリー通りに、ゆっくりバック。バックは出来た。勢い付けて、前進。出来ました。今度は、新雪に埋もれたゆるいエス字。もういいです、ど真ん中の走れるところを走ります。
やっと人家のあるところに来たと思ったら、まだまだまだまだ。今度は何台か走った跡のある道。
走った後があるのはいいけどザクザクしていて、またタイヤ取られるぅう。
取られて、ずばーーーんと、左にスピン、け、逆ハンドルぅうの、アクセルちょい戻しの勢いゆるんだ、らアクセルイン、戻った、なんとか立て直したよ………心臓、口から出るかと思った。
……挫けたい、挫けたいけど、今はハンドル握ってる、おちつけーー。
今、ここには自分ひとりしか居ないんだ。自分を救うのは自分を救えるのは自分だけ。ハンドル握ってアクセル踏むのだ。お家を目指せ。

車の運転は、人生と似ているさ。山あり谷あり、炎熱酷暑、極寒吹雪、どんな場面でも、ハンドルを握るその人だけしか切り抜けられない。
目的ははっきりしている。はっきりしているじゃん。
AからBに移動するだけ。
そこに至る困難がどれくらいあるかリスクがどれくらいあるか。誰にも助けられない。一人で考えて、乗っている車を信じて、車のスペックを最大限活用をして。
目指せ、快適に、安全に、速やかに。確実に、目的を手に入れる。
自分には、一番の味方の車が有る。

無事、帰宅したのでご心配無く。
雪道は、ヤバくて侮れないので、天候の変化に気を付けて、悪化の予報の場合には、不要不急で、お気を付け下さい。



ここまで、お読み頂き有難うございました。感謝致します。心の支えになります。亀以下の歩みですが、進みます。皆様に幸いが有りますように。